山田ゴメスの俺の恋を笑うな
ブロガー
ブロガーと呼ばれる人たちが今、アツイらしい。
人気ブロガーのブログ上での着こなしはブロガーファッションとして注目され、
身につけているアイテムに問い合わせが殺到することも珍しくないそうだ。
ブログから情報を発信するという意味では、かくなるこの私も立派なブロガーであり、
いちブロガーとして、イマドキなブロガー的アプローチを模してみると、
偽阪神タイガースキャップ(特注/¥3000くらい)、サングラス(ヴァンキッシュ/サンプル品・無料)、トップス(デサント/¥7000くらい)、バット(SSK/価格不明)、ブレスレット(グッチ/¥18500)、バント(進塁打。スリーバント失敗はワンナウト)
まあ、こんな感じになるわけだが、嘆かわしいのは、よりによって
数多のファッション誌がこぞってブロガーの存在をもてはやしている
という事実である。
たしかに書き手側からしても、ブログの即時性は相当に魅力であり、
方法論ひとつ取っても、紙媒体のソレとはまったくの別物といってよい。
まず、
●紙が基本的には縦書き文化であるのに対し、ネット上にあるブログは横書きが完全主流となっている。感覚としては、原稿を書くというよりむしろメモ書きに近い。
あと、
●文字数や行数合わせといった文章量の制限がない。書きたいことが際限なくあるときは心ゆくまで書きまくればいいし、書くことがなければ一行で終わらせればよい。これは雑誌のコラムなどでは絶対にできないことであり、どんな大御所のセンセイであっても、その融通の幅はほぼ同等であろう。
さらには、
●一度書いた物をすぐに削除できる。うろおぼえの知識や、雑誌だと最悪回収沙汰になってしまうような微妙な表現でも、とりあえずはアップできてしまう。ちなみに私のブログは、一応雑誌SPA!の延長上にあるのだが、広告のしがらみとかもほとんどなく、検閲が甘い点も見逃せない。
ざっと思いつくだけでもこれだけの違いが挙げられる。
つまり、ブログに掲載されるコンテンツというのは、米にたとえると雑穀米、
風俗嬢にたとえると店に内緒ですぐ本番をさせちゃうデリヘル嬢みたいなものなのだ。
たしかに栄養価は高かろう。指名もいっぱい付くだろう。
でも、精米された白米ならではの美しさや美味しさ、
挿入なしでフェラチオやスマタに励むプロ意識の高いデリヘル嬢
ならではのテクニックにだって、捨てがたい魅力があるはずではないか。
なぜ、そこにプライドを見いだせないのか?
ウチの店の売れっ子ってぇ、すぐ入れちゃう子とかけっこういるみたいだけど〜、そーいうのアタシ、
許せないんだよねー!
そんなやっかみめいた愚痴でもかまわない。紙媒体に携わる面々から、どこか気概を感じる台詞を聞きたいものである。
ゴメスさんて…サイトのトップ画像はカッコイイのに…(−_−#)
ともこさん、すみません。昔、仕事をしていた男性ファッション誌で、洋服にしか目が行かない愚かな若者たちへのアンチテーゼとして撮った写真です。三日風呂に入らず、髭も剃らず、役作りに励みました……。(ゴ)