山田ゴメスの俺の恋を笑うな
続・ドラッグストアのお姉さん
朝起きたら、
左目が痒くて
鏡を見たら
真っ赤っかに充血していたので、
「これはいかん! 結膜炎だ!
放っておいたら大変なことになる!」
と、急いで喜び勇んで
近所のドラッグストアへと走った。
なんで、
喜び勇んで
なのかと言えば、
もちろんのこと、
前回このブログで書いた
美人薬剤師のお姉さんに
会えるからだ。
結膜炎に一番効く目薬はどれなのか?
一日に何回まで差すのはありなのか?
目薬以外に日常生活で気をつけることはないのか?
何が原因でこんなことになったと思われるか?
やはり眼帯もしたほうがいいのか?
したほうがいいなら、どの眼帯が一番オススメか?
その理由は?
右目にうつる心配はないのか?
人にうつる心配はないのか?
……そんないろんなことを聞いてみようと、
頭の中で組み立てながら、わりと全速力で
ドラッグストアへと走った。
それにしても、
薬剤師という肩書きは
(胸のネームプレートにそう書いてあった)
なんて素晴らしいんだろう。
素晴らしすぎる。
完璧だ。
天は二物を与えない
つまり、
頭のいい美人なんて存在しない
もっと言うなら
美人女医なんてドラマに
しか登場しない妄想の賜物
といった先入観に、
いまだ囚われている
我々世代にとって、
薬剤師
という医者一歩手前の肩書きは
美人が就くてっぺんの職業として
リアリティに溢れているのだ。
そんなことも考えながら、
ようやくドラッグストアに到着すると、
おばちゃん薬剤師が2人、
カウンターまわりの掃除をしているだけ
で、店内を見渡してみても、
薬剤の君
の姿はない。
「結膜炎なんか水で洗っときゃ治んだろ」
と、なにも買わずに
ドラッグストアをあとにした
私であった。
ところでこの原稿を書いている
ついさっき、すごいことに気がついた。
まさに、今回の原稿は、
このブログのタイトル
「俺の恋を笑うな」
そのまんまの内容ではないか。
ここまで、編集部サイドがつけてくれたタイトルを
さんざん無視して、好き勝手なことを書き散らしてきた
私としては、ちょっとだけ罪滅ぼしができた
……ような気分である。
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