更新日:2022年07月07日 19:10
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郊外の「始発駅がある街」は住みやすいのか? 魅力とデメリットを現地調査

 東京のラッシュアワーの辛さ、厳しさは、都内へ通勤する以上なかなか決別できないのが現実。  しかし、折り返し運転や回送電車に乗車できる始発(起点)駅が自分の最寄駅だったら、どんなに乗車率の高い路線でも必ず座れて、多少の乗車時間も有意義な読書などに使えるはずだ。

始発駅は住みやすいのか?

 本記事では、定期代と家賃の兼ね合い、都心までの乗車時間といった観点から各始発駅の住み心地を比較。一度は名前を聞いたことがあっても、実際にはなかなか降りる機会がない始発駅の街の様子と合わせてご紹介しよう。  なお、各地の平均家賃はHOMES(三崎口、高尾山口はSUUMO)から、マンションの平均平米単価は株式会社マンションマーケットのデータを用いた。後者については駅徒歩15分圏内のマンションを対象とした。

逗子:逗子海岸も徒歩圏内、おしゃれな店多数

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1122692 乗車時間(渋谷まで):59分 平均家賃:6.07万(1K) マンションの平均単価:37.7万円(平米あたり) 定期代(渋谷まで):25,060円/月 終電(渋谷から):23:48  逗子駅は三浦半島の東側に位置する。横須賀線・湘南新宿ラインともに多くの電車が当駅を起点・終点に設定されており、また、ダイヤ改正で繁忙期の休日日中を中心に成田エクスプレスが横須賀駅まで延長されたことで、当駅にも停車するようになった。  マリンスポーツ、ヨットハーバー、漁港といった様々な顔を持つ、相模湾に面する逗子海岸へは徒歩20分弱。逗子は別荘地として名高い葉山への玄関として明治20年代頃から栄えてきたこともあり、海の幸を生かしたグルメや、観光スポットも多い。  駅前を中心に商店街が形成されており、駅前の立ち飲み屋や魚屋が印象的だ。ハワイアン風のカフェや小洒落たイタリアンなんかも点在している。駅から徒歩7分のところに市役所があるのも住民にとっては嬉しい。付近を南北に走る県道311号は北上すれば鎌倉、南下すると葉山に至る。
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