更新日:2022年08月21日 12:46
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これもクールジャパン!? 日本のストリップに外国人観光客の波

 年々、増え続ける外国人観光客。日本政府観光局の発表によれば、昨年の訪日外客数は過去最高の2403万9000人を記録したという。そんな外国人観光客の波は意外なところにも押し寄せている。

ルールの厳しい日本のストリップ

これもクールジャパン!? 日本のストリップに外国人観光客の波 その意外な場所とはストリップ劇場。日本に住んでいても、なかなか馴染みのないスポットだが、近年外国人の観光客が増えているという。都内某所の劇場で働くスタッフに話を聞いた。 「一番多くいらっしゃるのは中国人ですね。連れてくるとバックをもらえるので、ガイドがツアーに組み込むことが理由だと思います。それもあってか、団体のお客さんが多いです」  しかし、劇場内では公演中の私語は厳禁、さらに通話はもちろん、携帯電話の取り出しも禁止と厳しいルールが定められている。そのため、言葉の壁も相まってトラブルになることもあるのだとか。 「入口に注意書きを貼ったり、ガイドに説明してもらっているのですが、それでも公演中に時間を確認するために携帯電話を取り出す人がいる。日本のストリップは雰囲気が命の“ショー”なので、踊り子さんもスタッフも音響や照明には特に力を入れています。余計な明かりが入ると雰囲気が壊れてしまうので、マナーの問題は悩ましいですね。大人数だと調子に乗ってベラベラ話し始めるし、ガイドがいないと公演中に身振り手振りで注意するしかないので、大変ですよ」  とはいえ、そういったケースはあくまで一部。中国人観光客は大勢で訪れるうえ、カネ払いもいいので劇場側としては嬉しいとのことだ。 「一度落とし物で12万円も見つかったことがあるんです。座っていた位置から察するに中国の団体客のものだったんですが、結局何日待っても取りに現れず……。これが爆買い客の余裕かと驚きましたね(笑)」
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ライター・編集者。日本人の父、ポーランド人の母を持つ。日本語、英語、ポーランド語のトライリンガルで西武ライオンズファン

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