「うんこからジャスミンの香りがする」人間のカラダってすごい!
●舌に生えた白いコケを落とすのは危険!?
口臭の原因とも言われる舌に生えた白いコケ。これを落とすための健康商品なども市場では多く見かける。しかし、安易にコケを除去してしまうのは危険かもしれない。久坂部氏は、このように言う。
「舌に生えた白いコケを舌苔(ぜったい)と呼ぶ。健康な舌には、白から淡黄色の薄いコケがついているが、胃の調子が悪くなるとコケが分厚く色も濃くなる。その理由は、舌が胃を気づかい、味覚を低下させて、ものを美味しく感じにくくさせるためです。そのため、本来はコケが分厚くなって口臭が強くなったときは、家で静かにするなり、胃を休めるべきというサインかもしれません。こそげ落としたりしては本末転倒とも言えます」
●緊張するとトイレに行きたくなるワケ
大事な会議やプレゼン、発表会などの前、尿意をもよおしてトイレに行きたくなった経験はだれもがあることだろう。ところで、それはなぜなのか。
「膀胱の容量はおよそ500ml。200ml程度が溜まった段階で最初の尿意を感じることになる。膀胱の内圧があがって、脳に刺激がいくからです。しかし、しばらく我慢すると、不思議と尿意はおさまるもの。それは膀胱の壁が“移行上皮”と呼ばれる特殊な細胞でできており、圧力がかかると細胞が横にずれて薄く広がる。すると、膀胱の容量が増え、内圧が下がります。逆に、緊張をしたり心理的な影響を受けると、移行上皮が収縮してしまい、少ない尿でも内圧が上がってしまう。こうしたカラダのメカニズムによって、緊張するとトイレに行きたくなってしまうのです」
これだけ多くの医学情報が氾濫するなか、その真偽を判断しようと考えても、いきなり医学書を読むことは現実的ではない。一般人には難解すぎることも事実である。とはいえ、私たちが普段なにげなく生活しているなかにも様々な医学が関わっている。まずは、いかに“カラダがすごい”のか知ることから始めてみては。
<取材・文/藤井敦年>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスで様々な雑誌・書籍・ムック本・Webメディアの現場を踏み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者として活動中。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。趣味はカメラ。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi


普段の生活にもカラダのすごさが満載!
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスで様々な雑誌・書籍・ムック本・Webメディアの現場を踏み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者として活動中。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。趣味はカメラ。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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『カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座』 医療小説の名手・久坂部羊が自らの臨床経験をもとに語りつくす、世にも楽しい医学講座! ![]() |
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