ドラレコ時代を象徴する衝撃!
――第2位は?
清水:東名で対向車線から飛んできたクルマじゃないかと。
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クルマが空を飛んだ!東名バス事故。6月10日午前7時30分ごろ事故発生。ドラレコの映像は当日正午のNHKニュースで報じられ、瞬く間にネット上に広がった
渡辺:あのバス事故の映像は、ドライブレコーダー時代ならではの衝撃でしたよね。あれで、ドラレコが相当売れたらしいですから。
清水:あんなに飛んで、しかもバスに乗っかったまんまというのは、信じがたい偶然だよね……。
渡辺:とんでもないスピードで走ってたかと思いきや、警察発表だと時速100kmくらいで、それほど出てなかったみたいですし。
清水:中央分離帯のスロープが原因で飛んだからスロープをやめろという人がいるけどさ、今回は100年に1回くらいの珍事でしょ。中央分離帯がある高速道路で対向車線に行っちゃうこと自体、数年に1回レベルだし。
渡辺:優先順位としては、橙色のラバーポールが並んでるだけの対面通行の高速道路の改善ですね。
清水:それが日本の高速の3割を占めてんだから、まずそっちをなんとかしないと。
――第3位は?
渡辺:スーパーカー系の話題でいえば、今年1月に2016年のランボルギーニの販売台数が出て、日本は世界で2番目にランボルギーニが売れてる国になったことですか。
日本が世界で2番目にランボルギーニが売れてる国に。2016年の日本販売台数は382台。アメリカの1041台に次ぐ世界第2位に浮上。今年上半期も279台(前年比140%)と絶好調!
清水:中国を抜き返したんだよ!
渡辺:中国が落ちたのは、習近平の贅沢禁止令が影響してて、中国の成金さんたちも調子こいてランボルギーニになんか乗ってると目を付けられる状況らしいですね。
清水:アベノミクスが始まったころ、俺は「中国のGDPを抜き返す!」って言ってたけど、GDPではもうさすがに無理。でもランボルギーニの販売台数で抜き返した。まさかの偉業だよ!(笑)
渡辺:明るいニュースですね(笑)。あれほど目立つクルマが売れてるってことは、日本の財務状況はまだまだ大丈夫ですね。じゃあ、日本のスーパーカー、レクサスLCはどうですか?
レクサスLC 1300万円~
清水:えっ、現実に戻さないでくれる。いいクルマだよ。
渡辺:日本人が堂々と浮世離れしたモノを出すのはそうそうないじゃないですか。あれ見ると、日本人の生態が確実に変わってきている気がします。平たくいえば、年寄りが盛っている感はありますよね。リタイヤ世代や高齢者の性の悩みがNHKでも取り上げられる昨今ですから。
清水:LCは、日本の世相を表しているわけね。
――最後に下半期の展望をチラっと。
清水:東京モーターショー(10/27~11/5)は盛り下がるでしょ。なんせスーパーカーが一台も出ない。
渡辺:ドイツとフランスのメーカーは来るけど、イタリアない、イギリスない、アメリカない。華やか系は期待できないでしょうね。
清水:だったら、都心のショールーム巡りをしたほうが全然いいじゃない。勇気を出してコーンズやマクラーレンのショールームに入ってみようよ。そのほうがイベント性高いから。あの高い敷居をまたげるかどうか、男の度量が試されるんだよ。
渡辺:赤坂のビンゴスポーツとか、並んでいるクルマはヒストリックカーミュージアムみたいになってますもん。それが溜池山王駅下車、徒歩5分でタダで見られる(笑)。
清水:ビッグサイトなんか行くのはアホだよ!(笑)
写真/Honda TOSHIN KANKO Lamborghini TOYOTA