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集中力に方法論はない。集中力はエピソードが生み出す[魂が燃えるビジネス]

 先日、相撲を見ていたら解説の方が、負けた力士について「身が入っていない」と評していました。しかしやはり「身が入っていないなら、身を入れればいい」というほど単純ではありません。目の前の出来事にその場で対処できない自分を蔑み、「自分はなんてダメなんだろう」と必要以上に苦しむ必要はありません。  また「しっかりしろ」「集中しろ」「きちんとやれ」「やる気がないなら帰れ」といった効果のない叱言がそれを助長している現状もあります。近くで見ていて言いたくなる気持ちもわかりますが、言ったところで改善するわけでもありません。こうした問題はどこででも起きています。学生もサラリーマンもスポーツ選手も、みな同じです。それぞれがそれぞれの環境でもがいています。  しかし「尊敬している人に活を入れられた」などの特別なイベントがない限り、今日の明日で変わるものでもないでしょう。とりあえず目の前の出来事は「イヤイヤながらでも、だましだましでもやり通し、その結果が芳しくなくても自分の責任と受け止め」つつ、物事に集中できる自分を作るために、これまでの自分の体験と絡めて「だから自分はこれをやるんだ」と言える理由を見つけましょう。それが努力というものです。 佐々木【佐々木】 コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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