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課長300人に聞いた「一番の悩み」は? 2位は部下の管理、1位は…

 経営陣と一般社員を繫ぐポスト、管理職。4月1日から実施された「働き方改革」や、「プレイングマネジャー化」など、受難の時代を迎えている管理職の悩みに迫る。

イラスト/市橋俊介

膨大な仕事量と深い悩みが管理職1年生を苦しめる!


 新年度を迎え、課長など管理職に就いて、昇進の喜びを嚙み締めている人もいるだろう。8割が課長になれないと言われる時代において、その2割は勝ち組かと思いきや、浮かれるのは早い。今回実施した30~50代の現役課長300人アンケートでは、多くの悩みを抱えていることが判明。その1位は「仕事量の多さ」(162人)という結果になった。

Q1 課長職に就いてから、一番悩んだことは?(複数回答可)
対象/現在、課長クラス(課長・室長・マネジャー)の役職に就く、30~50代の男性300人(調査は3月18日~22日)
162人 仕事量が多すぎる
145人 部下が言うことを聞かない
132人 ハラスメント問題
111人 上司と部下の板挟み
98人  労働時間・有休の管理
76人  メンタル問題
55人  給料が安い
18人  その他

「管理職は部下の指導や育成だけが仕事ではない。自らも実務をこなし、業績や売り上げも課されているプレイングマネジャーが多いことが理由でしょう」

 そう話すのは、社会保険労務士の平田純一氏だ。また、4月から順次施行される働き方改革関連法の影響で、管理職は辛い立場になると平田氏は指摘する。

「なかでも注目すべきは『残業時間の上限規制』です。この規制により残業時間は原則で月45時間、年間360時間までという上限が設けられ、これを超えると企業は罰金が科せられます。また、『年次有給休暇の確実な取得』も、部下に有休を与えなければ罰金というルールです。経営陣からの働き方の締めつけは強くなる一方なのに、慢性的な人手不足で、現場の仕事量は増えるばかりという大きな矛盾が発生。そんな以前よりも過酷な状況下で部下たちの“時間管理”の徹底が求められることになります」

 アンケートを見ても課長の2人に1人が、仕事量の多さ、部下が言うことを聞かない問題に頭を悩ませているのがわかる。

「元凶は仕事量の多さ。時間にゆとりがないから、部下の管理不足になり問題がどんどん重なっていくのです」(平田氏)

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部下の管理を誤ると降格

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