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今さら聞けない「ふるさと納税」の仕組みと賢い使い方

控除を受ける手続きは難しい?

 寄付と言っても、返礼品を選ぶのはショッピングと変わらない。商品を選んでクレジットカードなどで支払えばいい。今回筆者は新潟県佐渡市に納税し、佐渡乳業のバターとチーズのセットを選んだ。寄付金額は1万円だ。  手続きが終わると使い道を指定できる。「島の未来を拓く人作り応援コース」や「トキとクラス環境の島づくり応援コース」などもあったが、やはり今は「新型コロナウイルス対策支援コース」を選ばせてもらった。
ふるさと納税

今回は、バター&チーズセットを狙ってみる。寄付金額は1万円だ

ふるさと納税

クレカや送付先の入力が終わると、寄付金の使い道を選択できる

 気になるのは控除を受ける手続きだろう。会社員の場合、いくつか条件はあるが「ワンストップ特例制度」を利用すれば簡単に控除を受けられる。確定申告をしない給与所得者で、寄付先が5自治体以内であれば、ネットからダウンロードした申請書と本人確認書類を郵送するだけでOK。翌年度分の住民税から控除されるので手間がかからない。筆者のように確定申告する人は、寄付金控除の欄に入力すればいい。  収入によって上限は異なるが、数万円を寄付することでその3分の1に相当する返礼品をもらえるのは見逃す手はない。日用品をもらって生活の足しにしてもいいし、年に数回、普段なら買わないような贅沢食材を楽しむのもいい。特例制度の申請も確定申告で数行入力するのもたいした手間ではない。ぜひ、ふるさと納税を賢く活用してみよう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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