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“共通テスト鼻マスク受験者”は「即失格が当然」と東大生が考える理由

2倍の文字数を書くことできる「神の一手」

東大 それは「枠内に縦棒を1本引いて、枠を2分割する」というものでした。つまり、「与えられた枠内に収まるように書けばいいのであれば、すでにある枠を縦に2分割して行を増やせばいいのだ」と考えたのです。  そうすれば、解答を2倍の文字数で書くことができます。解答文字数がカツカツになる東大国語において、この工夫はさまざまな可能性をもたらす「神の一手」でした。
神の一手

一気に書ける文字数が増える「神の一手」

 当然、東大の中でもこの噂は問題視されたようで、現在の東大入試の注意事項には「解答用紙の枠1行あたり1行しか文字を入れちゃダメだよ」という注意があります。 「枠1行を2分割して2行の解答を作成する」という荒業の対策がされているわけです。

「ルールの中で遊ぶ」ことも重要

「普通」に考えればそんなことはしません。しかし、ある年、突然現れて定着した「1枠1行ルール」に対し、「わざわざ東大がそんな注意事項を追加するなんて、こんなことをしたヤツが現れたに違いない」と話題になったわけですね。  厳しいルールが設けられているのが受験ですが、そんな環境の中でこそ「ルールを破る」のではなく、「ルールの中で遊ぶ」という柔軟な発想が時には求められているのかもしれません。
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa

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