ニュース

東欧で人気の日本食のお味は?寿司に生肉、天ぷらに山椒、餃子はポーランド風etc.

天ぷらになぜか大量の山椒が……

海外の和食

なぜか海老の天ぷらに山椒の粉が……。これが予想以上に「よく合う」のでビックリ

 続いて食したのは海老の天ぷら。サイズはかなり細身で、お値段もポーランド価格ではやや高いが、見た目は日本で食べる天ぷらと変わらない。ただし、写真を見ておわかりのように、何か黒いものがかかっている。これは何だ? と思い口に運ぶと、なんと山椒。やけに山椒がかかっている以外は、味もなかなかのもの。餃子のタレのせいで不安視していた天つゆも、日本で食べるのと変わらないお味だ。  天ぷらの命である衣も、サクサクしていて文句なし! ロックダウンの影響でデリバリーせざるを得なかったが、お店で食べればさらに美味しいこと間違いなしだろう。

「寿司=巻き寿司」が一般的

海外の和食

海外で寿司と言えば巻き寿司が一般的。生のネタがなかなか手に入らないから、握りは難しいのだとか

 そして、メインディッシュは「スシ・クシ」の寿司セット。店名のわりに串系メニューは少なかったが、単に韻を踏みたかったのか。トルン以外にも10店舗以上展開しているので、そちらは串モノも充実しているのかもしれない。  注文したのは、「ロックダウン・セット1」。オシャレな箱は、手に取るとずっしりと重みが感じられ、否が応でも期待が高まる。セットの内容は以下の通りだ。 ・ お新香の細巻き×4 ・ 卵の細巻き×4 ・ すり身巻き×10 ・ タタール(タルタル)巻き×10 ・ カリフォルニアロール×5 ・ ベジ天ぷらロール×5  このように、握り寿司はゼロ……。実は寿司といっても、こちらで食べられるのはほとんどが巻き寿司だ。  握り寿司もあるにはあるが、生で食べられるのはサーモン、イカ程度。場所や店によっては、もっと幅広いメニューも食べられるのかもしれないが、大トロなどはほとんど見かけたことがない。
次のページ
寿司にタルタルソース!?
1
2
3
4
ライター・編集者。日本人の父、ポーランド人の母を持つ。日本語、英語、ポーランド語のトライリンガルで西武ライオンズファン

記事一覧へ
おすすめ記事