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東大生が感動した「読みやすいのに、驚くほど勉強になる本」ベスト3

○『「90秒スタディ」ですぐわかる! 日本史速習講義』 伊藤賀一著

「90秒スタディ」ですぐわかる! 日本史速習講義

「90秒スタディ」ですぐわかる! 日本史速習講義

 次に紹介するのは『「90秒スタディ」ですぐわかる!日本史速習講義』。こちらは「日本一生徒数が多い社会講師」として有名な伊藤賀一先生による、誰でも1分半で日本史を理解できるようになる本です。  この本のすごいところは、一時代につき90秒で学べること。読む速度にもよりますが、見開き1ページを音読すると、おおよそ90秒前後でキッチリ読み終わるように設計されているのです。忙しい社会人の方々こそ嬉しいのではないでしょうか。 「大人になったのに、いまさら日本史?」と思われるかもしれません。もちろん「日本史の知識があることで会話が弾む」といったような雑学的な効果もあるかもしれません。ですが、僕は「大人になったからこそ、日本史」なのだと考えています。

歴史を学ぶと「自分のレベル」が上げれる

 そもそも日本史にとどまらず、どうして歴史を学ばなくてはいけないのでしょうか。ここ100年程度ならともかく、わざわざ1000年前の侍の戦いなんて知らなくても、現代を生きるには不都合ないように思えます。  なのに、わざわざ時間を割いてまで日本史を学ぶ意味は何か。それは「自分自身のレベル上げの場所」だからです。  人が成長するためには膨大な時間がかかります。ゲームなら無限に使えるレベル上げ用の場所が用意されているかもしれませんが、現実ではレベルアップするための成長の機会が限られています。  しかし、歴史を学ぶことで、このレベルアップのチャンスを増やすことができます。さまざまな事件や、それに対する人々の反応、対応などから「なるほど、こういうときはこう動くとよいのだな」というようにシミュレーションすることができるのです。  せっかく読書をするなら、まとめて「レベル上げの時間」として使ってみてはいかがでしょうか。
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中学生でも理解できる「哲学の本質」
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