更新日:2022年09月30日 21:02
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RIZIN「花束騒動」中途半端な謝罪や釈明会見で、絶対に許してはいけない理由

自身の鬱憤をはらすことを優先させた自己中心的な行為

超RIZIN YouTube発信後にいただいたコメントで、私が最もびっくりしているのは、次のようなコメントになります。 「奥野氏ほど日本のことを考えている人はいない。今日本は、彼のバッシングに躍起になっているが、そんなことをしている場合ではない。彼の主張や発信に日本は目を向けるべき!」「日本にはもっと大事なことがあり、そこにみなの注目をひきつけるため、奥野氏はあえてあのような炎上を狙った!」というものです。  なぜ主張したい大事なことがあるのに、その主張が聞き入れられなくなるような行動をとるのか? 私はどうしても理解できず、コメントをいただいた方々にもその理由を尋ねるのですが、納得のいく説明は未だにありません。  私には奥野氏の行為が日本の一大事をみなに伝えることよりも、自身の鬱憤をはらすことを優先させた自己中心的な行為にしか見えないのです。

予見できなかったRIZIN運営にも責任の一端

 また、今回の件は間違いなくRIZIN運営にも責任の一端はあると思っています。  花束贈呈の権利をオークション形式にするならば、おかしな思想の人間が、その権利をお金で獲得できる可能性を考慮すべきだったと思うのです。  当日、リングに上がった榊原信行CEOは「神聖なリングに品性下劣な男を上げてしまったことをおわびします。世界中に日本人の恥をさらしたことが悔しい」と頭を下げていました。
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醜悪な「炎上商法」を絶対に許してはいけない理由
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元プロボクサー。1981年、ナイジェリア人の父、日本人の母から生まれる。2006年、25歳でボクシングプロデビュー。外資系金融機関で営業マンを務めるかたわら、2017年に第40代日本スーパーライト級王者となる。2021年に現役引退し、現在はYouTubeチャンネルの運営、不動産事業、宿泊事業を手掛けている
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