6番手。ついにここで決勝進出者が現れる。「くらげ」だ。2018年にM-1初出場も1回戦で敗退。しかし、翌2019年に準決勝進出。 　その時のネタは自分たちの見た目をうまく生かし、それを台本に落とし込んだ素晴らしいネタだった。あれ以来の準決勝進出で躍動。今回も見た目に似合わないワードを繰り出し続け、念願の初決勝進出である。決勝の舞台でこのネタを披露してハマれば、さまざまな企業が動きそうだ。おめでとう！ 　7番手は吉本興業大阪所属の「バッテリィズ」。天然ではない。いい意味で「アホ」を全面的に押し出すコンビである。だからこそ、単純に思えるワードも面白く、とても意味がある言葉に聞こえて面白い。ツッコミ担当で「アホ」担当のエース君が力強く押しに押したが敗退。 　Bブロック最後に登場するのは「真空ジェシカ」。2020年までの彼らは、1回戦で見せた迫力が、だんだんと会場が大きくなるに連れて小さく見える傾向にあったが2021年に初の決勝進出を果たして以降、そんな彼らは消え去り、今ではM-1の大エースとなった。 　そして、今回も質の高いボケを連発し会場は大爆笑。理解したときには「なるほど」を超えて大爆笑。約800人の観客を魅了し、余裕の3年連続決勝進出である。2021年6位、2022年5位。ついに悲願なるか？