更新日:2023年12月08日 20:28
エンタメ

なぜオズワルドは決勝進出を逃したのか…「M-1準決勝」を元ファイナリストが分析

ななまがり シシガシラ

ななまがり

ななまがり

シシガシラ

シシガシラ

 4番手は「ヘンダーソン」同様、今年がラストイヤーの「ななまがり」。観客が簡単に想像できないような事を演じつつも、ボケはわかりやすく笑いを誘う。今回もファンタジーとリアルをうまく使い分けて会場を盛り上げたが敗退となった。「ヘンダーソン」とともに、敗者復活戦で最後の意地を見せてほしい。  5番手は「シシガシラ」。自らの容姿いじりのネタを得意としている彼らだが、昨今のコンプライアンス事情もうまく折込み会場を沸かせたが敗退。

さや香 カベポスター マユリカ

さや香

さや香

カベポスター

カベポスター

マユリカ

マユリカ

 ラスト3組は、昨年のM-1準優勝の「さや香」、第8位の「カベポスター」、そして敗者復活戦で5位だった「マユリカ」。大阪でしのぎを削っていた3組の登場に観客もヒートアップ。 「さや香」はボケ担当石井君が予想もしない行動に会場大爆笑。まさに横綱の貫禄で決勝進出。そして「さや香」の空気を、ローテンションで「カベポスター」が一瞬にして変えた。ストーリーが素晴らしいネタで「さや香」にがっぷり四つで立ち向かう。こちらも横綱相撲で決勝進出。  今年のM-1の中心になる2組の横綱に飲み込まれなかったのが「マユリカ」だ。馬鹿馬鹿しいネーミングセンスで爆笑。そして、それを活かしてさらに爆笑。「マユリカ」が念願の決勝進出となった。
次のページ
「全然最下位を取ることあるんで……」
1
2
3
4
5
6
7
8
9
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子

芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト(http://www.fusosha.co.jp/special/geininmaigo/)

記事一覧へ
おすすめ記事