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梅雨どきに狙いたい「雨で儲かるギャンブル」の極意

雨で狙える公営競技はどれ?

雨

天気図を読めるようになれ

 昔の公営競技ギャンブラーにとって当たり前だった「天気も予想する」こと。今は天気予報も多くの種類があり、雨雲レーダーで何分後に雨が降りそうかも知ることができる。楽になったものだ。雨はレースに影響する。当時新聞やテレビでの天気予報は県庁所在都市に限った1日の予報くらいしか得られなかったので、場所や時間帯の風や雨を天気図から想定するのが一般的だった。  関東ではようやく梅雨入りとなった昨今だが、ギャンブラーにとってはなんとも悩ましい時期である。雨がどのようにレースに影響するのかを理解すれば「梅雨に強いギャンブラーになれる」かもしれない。そこで今回は競技別に雨が降ったらどう予想すればよいのかを取り上げよう。

競馬の場合「しっかり降れば割り切れる」

 競馬の場合、コースに雨水がどれだけ含まれているかが大切で、そのためには馬場状態の発表はもちろん、雨がいつからどれだけの量を降水したのかに注意する必要がある。例えばレース中に晴れていても、前日に豪雨が降り、まだ馬場に雨水が含まれている状態があり得るのだ。  そのため競馬で雨について気をつけるとすれば「予想するレースの時間までにどれだけの雨が降って、残っているか」が大事になってくる。前売りで購入する場合は「降水量」と「降雨の時間」の予報を大事にしよう。  また、芝コースとダートコースで一般的に傾向が変わる。芝の場合は芝の根がもつクッション性が雨水によって削がれる形となり、水を含めば含むほどスピードが出にくくなる。ダートの場合は砂浜を想像してもらえれば近いのだが、水分がない乾いた砂の上はパワーが必要だが、ある程度水を含んだ波打ち際では締まって走りやすくなる。  一番困るのは「微妙に水分が残るか、残らないか」の時だろう。馬場状態の発表に注意せねばならず、前売りで買うのはこの状態が一番しんどい形だ。むしろ雨が降るならしっかり降ってもらったほうが、不良馬場前提で予想が固められるので梅雨の時期は逆に予想しやすい面もある。逆に、夏のゲリラ雷雨などは厄介だ。降ったとてどの程度の降水量なのかを見誤ると的外れになってしまうかも。
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ボートレースは雨だと配当が上がる!?
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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