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梅雨どきに狙いたい「雨で儲かるギャンブル」の極意

ボートレースは雨になるとほんのわずかに配当は上がる

ボートレース ボートレースの場合、モーターへの影響は雨による湿度によって選手は調整に追われることになることがある。だが、湿度は雨以外でも上下するため、雨に限ってレースへの影響を見るのは難しいところだ。  そう思ったもののデータを見てみると若干の影響が出ていた。2020年の全レースで雨の時、雨以外の時を比較するとこのようになった。 <3連単平均配当> 雨以外7316円/雨7603円 <1コース1着率> 雨以外56.0%/雨54.8%  雨が降ると3連単配当が約300円近く上がっている。そしてボートレースにおいて王道のイン1コースの1着を見ると、雨が降ることで1.2ポイント減少していた。ほんのわずかといえばわずかだが、2コースの1着率が雨以外14.3%⇒15.1%と、1コースの減少分のうち3分の2を奪っている形だ。  推測するならば視界の悪さが影響するのか、モーター調整が難しくなることでインのミスが大きくなるのか……。ただ、「雨が降るとちょっぴり荒れる」というのは小ネタ的に知っておいていいのかもしれない。

競輪は体感温度低下で“ガソリン”が必要

 競輪の場合、雨の影響を全体的に集計できるデータベースが一般的に公開されていないため明確な数字を出すことはできないが、民間投票サイトによっては雨のときの選手別成績を見ることができたりする。また、選手によっては雨によって路面抵抗が増しながらも滑りやすくなってしまっている走路に対して得意・苦手をコメントしていることもあるのでチェックすると良いかもしれない。また、競輪の場合はラインが崩れるかどうかも重要だが、過去にラインを組んだ選手同士のレース結果を確認する際に雨だったかどうかを見るのもちょっとしたヒントとなるだろう。  そして、雨が降ると体感温度が下がるため、寒さで筋肉が萎縮してしまいやすくなるため、追い込みタイプより自力を持つタイプが成績を上げる、という話もある。冬の寒さほどではないかもしれないが、かつて立川・京王閣の場内人気予想屋であった屋号「輪太郎」の予想屋はよく「寒いときはガソリンあるヤツを買わなきゃダメだ」と言っていたものだった。
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雨のオートレースは別競技と化す
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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