夢日記(6)

 二千五百円札の夢を見た。

 私は友人だか誰だかと
インドカレーを食べていた。

「お会計お願いします」

と、インド人の店員さんを
テーブルに呼んで、
レシートを受け取った。

 請求額は

14120円

になっていた。

 私は1万円札二枚を渡し、
おつりが来るのを、
デザートのバニラアイスの残りを
スプーンでほじくりながら
待っていた。

 しばらくしたら、
インド人の店員さんが

「おまたせしあしたー」

と、おつりを持って、やってきた。

 トレイにはお札が三枚
そして小銭880円と領収書が置いてあった。

 そのうちの二枚は見慣れないお札だったので、

「ああ、二千円札か。久しぶりに見るなあ」

と思った。

 ところが、その二枚のお札を
よくよく凝視してみると、

二千円
ではなく、
二千五百円
と表示されているのだ。

「千円トクした。ラッキー!」

 最初、私は内心そう喜んだ。が、

そんな新しいお札が発行された

なんて話は聞いたこともない。

 私は勇気を出して、訊ねてみる。

「これ、ちゃんと造幣局がつくったお札なの?」

 すると、インド人の店員さんは
満面の笑みとただたどしい日本語で、
淀みなく、こう答えてくれた。

「ウチからのサービスで、
いっしょけんめいワタシたちでつくりました」

「それって、ニセ札やん!」

と、突っ込もうとしたら

……目が覚めた。

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


− 一 = 8