モー娘。とAKB48

 ある仕事で、アイドル評論家の北川昌弘さんからお話を伺う機会があった。

 アイドルに対して惜しみない愛情を注ぎながらもアイドル界を俯瞰で見つめるその独自のアイドル論は、アイドルにまったく疎い私にさえも充分楽しめる内容であり、2時間以上いただいた取材時間が短く感じられたほどだ。

 そこで、私がもっとも興味深かったのが、

AKB48はモーニング娘。を超えたのか?

というくだり。

 現時点での勢いから判断すれば、

もう、とっくに超えてるっしょ!

が、世間一般的な印象ではなかろうか。

 楽曲を比べてみても、

「シャッチョサン」「モーニング娘。(自分のユニット名)」「じゃんけんぴょん」「加護ちゃんです辻ちゃんです」……と、天才的に突飛な単語を歌詞中にさらり盛り込んできたつんく♂氏の手法が
予定調和化したタイミングで、川の流れのように的な王道を得意とする秋元氏が主流を奪い取った……

そんなところで、まあ大きく間違っちゃいないだろう。

 でも、北川さんは、

モー娘。ができてAKB48がまだできていない
ことがひとつある!

と言う。

モー娘。がミニモニ。やプッチモニでやった
10歳以下世代の制覇だ。

たしかに!

 ここをどう押さえるかが、AKB48がモー娘。、強いてはピンクレディ
を超える国民的アイドルユニットへと成長するカギとなる、わけだ。

 そういう見方をすれば、アイドル観賞もなかなかオツなものである。

 変な性欲も湧いてこないし、ね。とりあえず今のとこは……?

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


九 − = 8