来春からマリファナ解禁のカナダ、合法化せざるを得なかった怖すぎる街角事情とは?
15年間、世界中のカジノを放浪して勝ち続けてきたプロギャンブラーのぶき。「『人生』とは自分軸で生きること、『賭け方』とはこの1時間をどう使うかの戦略だ」と言い切る。世間体から解き放たれ、「スマイル基準」で人生を勝ちへ導く男が語る生き様論。
〈第23回 来春からマリファナ解禁のカナダ、合法化せざるを得なかった怖すぎる街角事情とは?〉
2017年春から嗜好品としてのマリファナが合法化されるカナダ。まずは、カナダのマリファナの現状を僕が知る限りでお伝えしたい。
僕は毎年カナダのバンクーバーでもカジノ勝負をしていた。そんな時、がく然とするシーンを見た。いや、臭った♪ バンクーバーは建物内だと原則禁煙という法律が徹底している。喫煙者がたくさん集まるカジノ内ですら、吸えない。そこまでは理解できる。
だからと、カジノの喫煙所で堂々とマリファナを吸っているのだ! 週末のクラブに行けば、マリファナのにおいがぷんぷん。ほぼ毎日マリファナのにおいを嗅ぐ。ほぼ毎週ギャンブラー仲間から、「一緒に吸おう」と誘われる。もし警官がにおいに気づいても、スルーし黙認の状態。カフェで隣りに座った警官に確認してみたら、やっぱり『非合法』とのお答え。ってか、これならむしろ、合法にしたほうが良いのでは?と常々思っていた。
「カナダデー」というカナダ独立記念日に街へ出たら、もっとブッたまげた。「マリファナを吸うイベント」みたいなのをやっている!
「マリファナは良いお薬だよ」
おてんと様のもと、広場でみんなが堂々とマリファナを吸っている。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1129741
歩いていると、そこかしこで「マリファナ買わないか?」とビシバシ誘ってくる日でもあった。そこの広場で、はためいているカナダの国旗も……。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1129742
風で国旗がはためいているので、もっときれいに写るまで撮り続けたい。けど、じっくり撮っていると身に危険が及ぶ可能性がある。というのも、街中でマリファナのマークが看板にあるお店を撮っていたら、すれ違った人に「写真を撮ったら殺されるから辞めておけ」と注意された。
注意してくれた人は、一般の人。つまり、過去に写真を撮ってトラブルとなり、殺された人が存在するみたいだ。かなり月日が経ってからカナダ友達に「『世界最強級の某有名バイカーギャング』がドラッグを仕切り、金儲けしている」と教わった。そりゃ、殺されてもおかしくない。つまり、カナダのドラッグ事情は、暴力団系が独占的に販売し、資金源としているみたいだ。カナダ国家にとって、よろしくない。
僕は世界視野が欲しくて、15年かけ世界を6周半した。その世界視野から、カナダと日本のマリファナ合法化を考察してみる。

1971年東京都生まれ。15年間カジノで勝ち続けたお金だけで、世界6周。東日本大震災時、ボランティアのため一時帰国。すると、メディア・講演依頼など各方面から引っ張りだこに。検索「プロギャンブラー」にて独占状態。著書に『勝率9割の選択』(総合法令出版)、『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎)
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