メルセデスがイモに感じるほど美しいジャガーのSUV。10年後ならアンダー300万円も可能?
そして今回日本に導入と相成ったのが、ジャガー初のSUVであるFペースです。SUVってのはスポーツ・ユーティリティ・ヴィークルの略で、ド素人向けに言うとジープタイプでしょうか? これまた、流れるようなプロポーションから顔つきに至るまで、イアン・カラム流の書道テイストで統一されており、ジープとは似ても似つきませんが、このテのクロスオーバSUV、すなわち都会をオシャレに走る現代のジープタイプとしては、なんだかんだ言って一頭地を抜くデザインに仕上がっています。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1190174
もっとわかりやすく言うと、誰が見ても高級そうで頭が良さそうでカネ持ちそうに見えます。カネ持ち感と知性の比率はカネ持ち感が上。これが、SUVのデザインとして世界一と言われるレンジローバー・イヴォークだと、センスや知性が上でカネ持ち感がやや下がります。
このジャガーFペース、おいくら万円くらいに見えるでしょう?
「1000万円くらい!?」
そう、それくらいに見えますよね。実際一番上のグレードは1000万円を超えますが、一番安くてしかも燃費のいいディーゼルモデルだと、たったの639万円なんですよ! 安い! 安すぎる!!
「フザケンナ! そんな高いクルマ買えるか!」
もちろん私も買えませんが、値段より高く見せるデザインというのも、商品にとって大変重要な要素だよということでした。以上講義終わり。
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【結論】
個人的には、こういうクルマに乗って頭のいいカネ持ちに見られたいので、新車はムリでもいつか欲しいと思います。狙いはもちろん安くて燃費のいいディーゼルです。でも300万円切るのは10年後か? その頃私はおじいさんです。涙

V6エンジンのほうがサウンドはステキですが、デザインはほとんど変わらないのでお安いディーゼルで十分。ジャガーのディーゼルはそこそこ回して気持ちいい感じ。マツダCX-5(2.2リッターディーゼル、283万5000円~)との加速対決は互角でした!
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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