回転寿司で頼んで得するネタは? “高コスパ御三家”はこれだ!
また安価で脂身が多く人気のサーモンも近年、原価率が高騰中。
回転寿司の経営学』(東洋経済新報社)
― [外食の原価]儲けのカラクリ ―
「生サーモンがお得です。これまではトラウトサーモンという鱒が使われていたが、企業の倫理観も上がり、アトランティックサーモンという本物の鮭が使われるようになった。生は冷凍よりコストもかかりますし、原価率は上がります。同様にハマチも鮮魚を店内で切るケースが増えたのでお得になっています」
その一方で、原価が激安のネタも存在している。
「マヨコーンやツナサラダなどのサラダ系は原価10円にも満たないことも。納豆軍艦や野菜系も同様。好きなら食べてもいいですが、原価率という視点で見ればコスパは相当悪い。店としては、お客さんがこういった鮮魚以外のネタを食べてくれることが利益につながるので、揚げ物やデザートなど、鮮魚以外の食材を用いるメニューを豊富に揃えているのです」
<コスパ○>
軍艦巻き、ネタの半分の面積を占めるかさ増し用のキュウリに不満を持つ人もいるが、米川氏いわく「あれが限界。それでもコスパは十分に高い」
<コスパ×>
鮮魚以外のネタは総じてコスパが悪い。その中でも野菜系のネタは特に低く、これで腹を満たすのはもったいない
【米川伸生氏】
回転寿司評論家。『TVチャンピオン2』の回転寿司通選手権で優勝。テレビや雑誌など多数のメディアで活躍。著書に『1
2
『回転寿司の経営学』 「TVチャンピオン」優勝者にして表も裏もすべてを知り尽くす筆者が、成功の秘密を解き明かす。 |
ハッシュタグ