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マツコも惚れ込んだ!? 大川Pの魅力とは?――『5時に夢中!』大躍進のワケ

 彼は『他局と勝負するためには』の項で、こう語っている。 「今のテレビが面白くないと言われる理由は、親近感が湧かないからだと思います」 「どちらの完成度が高いかと言ったら間違いなくキー局でしょうけど、どちらに親近感が湧くかと言ったら、MXではないかと思うのです」 「“エピソードを、盛った演出でより面白く観せる”よりも、“エピソードを語る、人間の魅力をそのまま観せる”ほうが『近い』感じがしませんか?」  大川貴史という人間に魅せられた演者たちが、「こいつのためなら」とキー局では見せない、素の言葉をさらす。大川を中心にしたこの運動体が、強い理由はここにある。  小学生のころ、彼は反則スレスレのバックドロップで中学生をやっつけた。そして今、MXという弱小TV局に身を置く大川は、在京キー局というとんでもなく巨大な相手と戦っている。もしかして大川貴史という人間なら、そんなバケモノ相手でも、反則スレスレのバックドロップで投げ倒してしまうのではないか? この本を読むと、そんな幻想を抱いてしまうのだ。 【村橋ゴロー】 1972年生まれ。ほとんどの家事とまあまあの育児をこなす、自宅防衛系ライター・コラムニスト。千原ジュニアや田村淳など芸人連載の構成を手掛ける。近著に『俺たち妊活部「パパになりたい!」男たち101人の本音』(主婦の友社刊)がある。Twitterは、@muragoro
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視聴率ゼロ!

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