「山手線ゲーム」には絶対に負けない方法がある――合コンの達人が必勝法を確立
合コンなどの飲み会で唐突に山手線ゲームが始まったことはないだろうか。
山手線ゲームは、たいてい罰ゲームがつきもの。できることなら負けたくないのが本音だろう。
では、山手線ゲームには攻略法や必勝法はあるのか。
「勝つ方法は確実にあります。そのためにはいくつかのポイントを押さえればよいのです」。そう答えるのは、過去、大学生時代を含めて200回以上合コンに参加し、山手線ゲームで絶対に負けない方法を確立したサラリーマン大瀧克彦氏(仮名・32歳・ITコンサルタント・早稲田大学卒)。
大瀧氏に、今夜の飲み会からすぐに使える山手線ゲームの攻略法を教えてもらった。
まず、大瀧氏は山手線ゲームの負けパターンを徹底的に分析した。その結果、負けるパターンは以下の3つしかないという結論に至った。つまり、この「負けパターン」の対策を考えれば勝てるというわけだ。
1:「だめだ、思い浮かばない!」何周も回答が続いた結果、自分のターンで答える単語が浮かばず負ける
2:「それ、言ったよ」他の人と言った単語が被って負ける
3:「えっと…あれなんだっけ?」自分で答えようとした単語が浮かばず負ける。つまり自爆
そしてほとんどの場合、プレイヤーは3のパターンで負けることに気づいたのだ。
「たとえば、山手線の駅名を答えるという最もオーソドックスなゲームをしてみてください。プレイヤーが29駅すべて答え終えるということはまずありません。たいていは2か3で負ける人が出てきます。これが山手線の駅ではなく国名や都道府県名だと、3で敗者が出る割合がぐっと高くなります」
つまり、山手線ゲームは参加者全員で始めているものの、結果的に自分で思い出そうとした何らかの単語が思い浮かばなかったため負けてしまうケースが大半なのだ。一人で設定した課題をクリアできず、自分で自分を追い込んでいる一人の戦い、それが山手線ゲームの本質だったのだ。
では、どのように対策をすればよいのか。大瀧氏は2つのテーマにわけてその対策を教えてくれた。
1:定番問題はストックを3個ためよ
まずは、山手線の駅名や都道府県、東京23区など、回答の選択肢が全部合わせても数十個にとどまるケース。
「自分の回答前に頭の中で常に3個選択肢を用意して自分の回答を待っておけばパニックになりません。その3個の場所は“分散”させるのがポイントです。たとえば、山手線の駅ならばメジャーな駅である新宿や渋谷、品川などから1つ、回答が出にくい池袋から上野までの駅で2つ頭の中に入れておけば、他と被らずに回答できます。品川、田端、大塚といったように。20代でゲームをする場合、彼らにとって身近な渋谷区、目黒区、品川区の駅名が多く出がちなので、この作戦は特に有効です。23区の場合なら、台東区や荒川区、江戸川区は出にくい。都道府県名ならば地方ごとに1つずつ県名を頭に入れておく。東北なら山形、四国なら高知、九州なら佐賀といったようにです」
つまり、頭の中に選択肢を入れておきつつ、あとは他の人の回答に耳を傾け、被らないように回答していけばよいのだ。
そもそも、なぜ山手線ゲームで負けるのか?
勝つには2パターンを覚えるだけ
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