仕事

東大卒で年収300万円。油断が招いた転落人生

タイ

タイの日系企業で働いていたときの一枚。収入は少なかったが、安物価のおかげで「今より贅沢な生活ができた」と当時を懐かしがる

 ところが、この海外就職が彼の人生を大きく狂わせてしまう。’08年に起きたリーマン・ショックによる経営不振で突然解雇されてしまったのだ。 「最初はタイで転職先を探しましたが、求人自体が減っている状況で諦めて帰国しました。このときすでに32歳。海外放浪による2年間の職歴空白期間、その後の現地採用も契約社員待遇だったため、どの会社も評価してくれず、東大ブランドも地に堕ちました。面接官には“東大卒なのに、何してたの?”と嫌みを言われ、腫れ物扱い。もう少し低い大学なら、僕の経歴も面白がられたのかも。ショーンKのように学歴詐称もしていないのに、東大卒がネックになるなんて思いませんでした」  結局、正社員での採用を断念。保険会社代理店の契約社員や市役所の臨時職員を転々とした後、4年前に介護士として働き始めた。 「年収は300万円と安く、昇給も期待できません。こうなるなら、最初の大手生保を辞めるべきじゃなかったんでしょうね」  高学歴にタカを括り、世界一周旅行という夢を叶えてしまった代償は、あまりに大きかったようだ。
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