ユニクロ「買ってはいけない」プリントTシャツ3選。ハズレを引かない方法とは?
―[メンズファッションバイヤーMB]―
メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第129回目をよろしくお願いします。
今回は先週の「買うべき~」に引き続き「買ってはいけないユニクロTシャツ3選」をお届けします。
▼買ってはいけないのは「日本デザイン」だけが理由ではない
●OMIYAGEグラフィックT(半袖)+E 1500円(+税)
UTでは必ず展開する日本風デザイン。歌舞伎モチーフなど外国人が喜びそうなプリントが毎年多数揃いますが、これはシリーズ名のとおり「外国人観光客のOMIYAGE」用途として訴求しているもの。「面白いじゃん」と思って手に取った人もいるでしょうが、カッコよく着こなすのは至難のワザです。
「そんなこと言われなくても、さすがにおしゃれ目的で買わないよ」と思うかもしれませんが、このTシャツがおしゃれに見えない理由は何も「日本的デザイン」のせいだけではありません。
プリントTシャツの「おしゃれ」or「野暮ったい」はどこで決まるのか。それは主に「面積」「色数」「色彩」の3要素です。プリントTシャツはスーツでは絶対に使わないカジュアル度100%のアイテム。くだけた印象が魅力ではありますが、あまりにもカジュアルになりすぎて「くだけすぎ」ているのもまた問題、子供っぽい印象ばかりが目につくようになり「おしゃれ」とは評価されにくくなります。
大人っぽく、おしゃれに着こなせるプリントTを見つけるなら「プリントの面積は小さいもの」「プリントの色数は少ないもの」「プリントの色彩は弱い(モノトーンに近い)もの」を選ぶといいでしょう。プリントはただでさえ子供っぽい印象を与えます。こちらの製品のように赤・青・緑色と色彩の強い原色を数多く、かつ面積を広く使ってしまうとどうしたってカジュアルに寄りすぎます。ファッションデザイン論的にも、単に「和風プリント」という意味でも「買ってはいけない」の代表例と言えるでしょう。
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
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