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銀座の高級クラブで働いて学んだ「1軍の試合で負ける」大切さ

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。

 新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗経営する、年商10億円の歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第30回は「負けてからどうするか」がテーマです。

キャンドルとワイングラス

※画像はイメージです(以下同じ)

 経営者のほとんどは、負けた人です。王道で勝負しても、勝てる人はごくごくわずか、本当に一握りです。

本当の戦いは負けてから始まる


 でも、そんな勝負にはさっさと負けたほうがいいのです。王道で負け続けると「じゃあ、どこでなら勝てるのか」と重箱の隅を突くように勝てる分野を探したくなってきます。

 例えば、「勉強はAさんがクラスで一番だけど、スポーツもBさんがクラスで一番だけど、牛乳を一番速く飲めるのは私!」これこそが経営者の発想なのです。

 今回は、私が経営する歌舞伎町と銀座のキャバクラ「アップス」を例にあげながら、だれも戦わない分野で一番になることの重要性についてお話ししたいと思います。もちろんこれは経営者以外の人にも役立つ教えです。

銀座の高級クラブで味わった挫折感


 私は18歳のときにはじめて銀座のキャバクラで働き、その後、銀座の高級クラブに移りました。

 キャバクラではそれなりにうまくやっていたものの、高級クラブでは有名なママや芸能人並みに綺麗なキャストさんたちに圧倒されて私など全く目立ちませんでした。

 強烈な劣等感を持ったまま銀座を去った私は、23歳でIT企業に入社しました。その間もずっと「銀座のママのように振舞ってみたい」という思いは消えませんでした。

 また、社内で、優秀な技術者や営業マンを目の当たりにし、劣等感はますます強まりました。

「歌舞伎町で銀座のママのように振る舞う」


東京銀座の風景 このまま会社にいたところで、出世も独立もできそうにない。いっそ、夜の店を開業したいと思った時、「銀座の高級クラブのママになりたい」という気持ちがよぎりました。

 しかし、それを「銀座」でやって勝てる気はしない。そこで、歌舞伎町の有名なキャバクラに体験入店したときのことを思い出しました。

 その店では「小悪魔アゲハ」に出てきそうなモデルみたいにかわいいキャバ嬢がお客様以上に酒をガバガバと飲み、一気コールをしながらシャンパンをバンバン開けていました。

 当時はこんなことは私には絶対できないと、さらなる劣等感を抱いていましたが、その時、ふと頭をよぎったのが、「歌舞伎町で銀座のママのように振る舞えばいいのではないか」ということでした。

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歌舞伎町で銀座のママを目指してみて…

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