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「痩せたければ脂質に依存しなさい」糖質制限の達人が教える<ダイエットの不都合な真実>

ヘルシンキビジネスマン研究の衝撃的な中身

 植物油信仰を打ち砕く研究データもあります。  男性約1200人を15年間追跡調査した「ヘルシンキビジネスマン研究」の研究データでは、『動物性脂肪とコレステロールの摂取を減らし、植物油を増やす』食生活は体に悪い、という結果を明らかにしています。  この研究では、 「カロリー制限をして、飽和脂肪酸やコレステロール等の摂取を減らし」 「マーガリン、魚、鶏肉等の摂取を増やす」  という食事指導を受けたグループは、なにもしないグループに比べて総死亡率が1.4倍、心筋梗塞による死亡率も2.4倍に増えたのです。おわかりでしょうか。「動物脂肪で血管がつまる」という一般的な常識は、情報操作以外のなにものでもないのです。  事実、日本脂質栄養学会は「ごま油、大豆油、綿実油などのリノール酸が豊富な植物油は、心血管死亡率を増やすので減らしたほうがよい」とする指針を出しています。また、最近では植物油の摂取量が多い人は、がんや胆石になる確率が高く、「飽和脂肪酸の摂取量を減らしている女性は心臓疾患のリスクも高い」という研究結果も多数あります。逆じゃないですよ。飽和脂肪酸の摂取量を減らすと、心疾患リスクがあがるんです。  ちなみに動物性脂肪は、一時的に血液中のコレステロール値を上げますが、長期的には値は変わりません。また発ガン性についても、動物性脂質との因果関係を示すエビデンスはありません。最近では、動物性脂肪を摂るほど脳梗塞になる危険度が低くなることも、数々の研究で明らかになっています。  少し話が難しくなりましたね。僕が言いたいのは、食べ物にまつわる「常識」ほどいい加減なものはないということなんです。

開始1か月で10キロ減のモニターも!

 これまでの常識やダイエットの定説を疑っていく。これこそが僕が提唱する「逆説のダイエット」。つい先日は、モニター第1号のわたなべさんが1か月間で10キロの減量を達成しました。 「牛脂を大量に食べるなんて、信じられない」  とたくさんの人から言われました。しかし、そんな中でもわたなべさんはこれまでの常識を捨て、糖を絶ち、牛脂を大量に摂って、リブレを使って血糖値をハックするこのダイエット法を信じてやり通してくれた。素晴らしいと思います。  この連載やツイッターでメソッドの一部を公開していることもあり、最近では高脂質食に興味を持ってくれる人も徐々にですが増え始めています。フォロワーさんからレシピや糖質制限が可能なレストランの情報もたくさん集まってきています。ツイッターでも発信していくので、ぜひそちらも見てもらえたらと思います。 ●著者プロフィール 70年生まれ。東大法学部卒業後、フリーター時代に1億円超の借金をつくる。不動産会社に就職後、29歳で行政書士として脱サラ。現在は不動産、建築、医療法人など年商100億円の企業グループオーナー、ビジネスプロデューサー。ツイッターは@ShigekiKanamori
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