偏差値や英語力もアップ?「子供の糖質制限」の効用を達人・金森重樹が解説
ダイエットや糖質制限にまつわる数々の常識を疑い、独自調査を行う本連載。糖質制限の達人・金森重樹氏が第七回のテーマに選んだのが「子供の糖質制限」だ。いったい、どんな逆説が飛び出すのか!?
* * *
僕が提唱する高脂質ダイエットについては、現在もツイッターを中心に賛否両論、さまざまな意見をいただいています。また実際に高脂質食ダイエットに挑戦中のモニターさんの中には、この2ヶ月ほどで女性では5キロ減、男性では10キロ減の方も続出しています。いま話題の「ZOZOスーツ」を使って、全身を計測している方もいます。
前回はカロリーオフ食品にひそむ糖質のワナ、野菜ばかり偏って食べすぎると“ダイエット脂肪肝(低栄養性脂肪肝)”になる危険性について、お話ししました。一見ヘルシーで「バランスが良い」と言われている食べ物の通説や常識――それらを疑うことで見えてくる意外な事実があるのです。
今回も引き続き、僕の元に寄せられる疑問、質問を検証していきたいと思います。
最近、何件かいただいている質問の中に「子供に糖質制限をさせていいか」というものがありました。
子供に糖質制限を取り入れるか、否か。このテーマを考えてみたいのですが、おそらく皆さんの中にも、
「育ち盛りの子どもにはゴハンが必要!」
「糖を摂らないと頭が働かない!」
なんて反論があるかもしれませんね。親御さんの気持ちを考えれば、わからなくはない話です。しかし、結論から言うと僕は子供の糖質制限に肯定的です。
赤ちゃんのエネルギー源は脂だった!
そもそも、胎児や新生児は、エネルギー源に糖を必要としていません。胎児や新生児の熱源となるのは、ケトン体です。
ケトン体とは、この連載の第5回で書いたように、「ヒトが糖質を摂取しなかったときに、脂肪を分解してエネルギーに変える際、血液中に放出される物質」のことです。つまりケトン体は、脂肪の代謝産物です。
糖尿病治療に詳しい宗田哲男医師は、ケトン体測定電極を使って生後4日目に行う先天性代謝異常の検査(ガスリー検査)の際に、新生児のケトン体を測定しました。
この際、新生児には基準値よりもはるか高値のケトン体の数値が認められたといいます。生まれて数ヶ月後の検診時にも同様の検査をした結果、乳児のケトン体は高値だった。また胎児に関しても、母体の絨毛や胎盤内でケトン体が作られ、脂質を栄養にして成長していることが述べられています(※出典1)。
つまりこれまでは「人間の熱源はブドウ糖だ」と言われていましたが、人間の発生初期は糖ではなく、脂肪を熱源にして、ケトン体を体内で発生させていたのです。
人類の主食は骨だった!?
つまりここで言えるのは、人間が本能的に求めるのは、脂肪が豊富な動物の骨髄や脳だったということ。これを「骨髄主食仮説」といいます。そして、この骨髄主食仮説の見地に立ったとき、離乳期におかゆを食べさせることは、自然の摂理に反していると言えるはずです。この実験結果は、「我々の祖先がなにを食べていたか」を示すものだと思います。
さらに調べを進めると、霊長類研究者・島泰三氏の興味深い説にたどり着きました。島氏の著書『親指はなぜ太いのか』によると、400万年前の人類の主食は、なんと骨だったというのです。
人類は、大型獣が食べ残した骨を拾い集め、それらを石でかち割って、中の骨髄をすすって、骨を歯ですり潰して食べていた「ボーン・ハンター」だったことが、詳細なデータから述べられています。
人類学的な側面からも「骨髄主食仮説」は、なかなか説得力があることが分かりますね。
1
2
行政書士・不動産投資顧問。東京大学法学部卒。25歳のときに1億2000万円の借金を負うも、マーケティング技術を活用して35歳で完済。その後、行政書士として脱サラし、現在は不動産、ホテル、福祉事業など年商100億円の企業グループのオーナーに。マイナスから超富裕層へと這い上がる。「徹底して理詰めで事に当たる」のがモットーで、長寿やダイエットに関心を持ち、わずか2か月で90kg→58kgの減量に成功。その理論の根幹を成す「断糖高脂質食」をはじめ、栄養学や人類学にまで領域を広め「脂で痩せる」という独自メソッドのブラッシュアップに余念がない 。著書は『なぜヒトは脂質で痩せるのか』(扶桑社新書)、『運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速”脂”ダイエット』、『ガチ速“脂”ダイエット 極上レシピ大全』『120歳まで元気に生きる 最強のサプリ&健康長寿術』。公式X:金森重樹@ダイエットonlineサロン@ShigekiKanamori
記事一覧へ
記事一覧へ
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「快適すぎる生活」が不調を招く…識者2人が説く“旧石器時代に戻る健康法”
「ある朝、起きたら膝が曲がらなくなって…」1日1万歩のウォーキングに励んだ48歳男性を襲った“残酷な末路”
「脂を食べて30kg減」東大卒提唱“金森式”で痩せない人の共通点。そのサプリは“金をドブに捨てている”?
「3食しっかり」はメタボへの片道切符? 内臓脂肪を燃やす新常識「1.5食」の破壊力
たった2か月で30kg減。「金森式」の提唱者が旧石器時代に思いを馳せる理由
病院の検索、予約、診察、決済、処方薬の受取りがワンストップで実現する最新医療プラットフォームとは?
爆速若返り!『水ダウ』で話題の芸人ゆきおとこ、美容施術10分でどこまで変わったか
足の裏で健康状態が分かる。要注意な足の色とは?
朝食抜き、昼ラーメンの30代がサプリメントで体調改善できるのか?
市販のサプリは半数以上が問題あり!? 正しいサプリの選び方
筋トレvs糖質制限。中年太りを気にする人がまずやるべきなのはどっち?
紅茶ゼリーで空腹感とさよなら。「#金森式」で17㎏痩せたダイエット奮闘記
備えあれば憂いなし。断糖高脂質ダイエットの大敵・ケトフルーの対処法
お酒大好き人間の糖質制限法、飲み食いしながら1か月で7kg減
糖質制限中にラーメンが食べたいときは? 糖質制限Q&A
糖質制限ダイエット、グッとやる気が出る便利グッズ4つ
糖質制限中にラーメンが食べたいときは? 糖質制限Q&A
糖質制限4か月で15kg減。一日2食、お腹が空いたらステーキを食べ充足感を得る
1か月で6kg減った、食費1日600円の糖質制限食とは?「鍵はタンパク質と脂質」と医師
偏差値や英語力もアップ?「子供の糖質制限」の効用を達人・金森重樹が解説
猛暑の夏バテ解消に「脂質をもって脂肪を制す」90kg→58kgに成功した“金森式ダイエット法”という新常識
肩こり、花粉症が霧散。#金森式ダイエットで得た意外な副産物とは?
「ダイエットに振り回されたくない」アラフォーグラドルが挑戦した#金森式奮闘記
コロナ太りを一発解消。話題のダイエット法「#金森式」の基礎理論
GACKTも驚愕。YouTubeで話題沸騰の#金森式ダイエットとは?
朝20分の日光、48時間の断食、17度の寝室——作家・金森重樹が実践する「旧石器人スタイル」のすすめ
スマホ首、座りっぱなし、SNS疲れ…現代人を蝕む「腰痛・肩こり・不眠」を根本から断つ生活習慣
【専門家が解説】いびき、睡眠時無呼吸に悩む人へ…「絆創膏1枚」で眠りが変わる可能性
QOLの低い老後を送らないために。人生100年時代の今こそ考えるべきこと
#金森式 フォロワーが明かす断糖高脂質食・1週間の献立とは?
この記者は、他にもこんな記事を書いています





