デジタル

ChromeブラウザでGoogleアカウントを強力に保護する「Titanセキュリティキー」

PCの場合はUSBセキュリティキーを活用

 PCの場合は、USBセキュリティキーを利用する。Googleアカウントの設定から「セキュリティ」を開き、「2段階認証プロセス」をクリック。2段階認証プロセスの設定を進め、2つめの認証要素を設定する際にスマホではなくセキュリティキーを選択する。後は画面に従って、USB端子に装着すれば認識してくれる。セキュリティキーのボタンが光ったら、タップし、Chromeにアクセスの許可を行えば準備完了。  2要素認証が必要な時には、「セキュリティキーにタッチしてください」と表示され、USBセキュリティキーが光るので、その部分に触れると認証される。

スマホとほぼ同じ手順でUSBセキュリティキーの設定を行う

認証が必要な時には「本人確認をしています」というダイアログが表示される

セキュリティキーの光っている部分に触れると認証できる

 Androidスマホは、USBセキュリティキーとBluetoothセキュリティキーの両方を利用できる。さらに、両方のキーにはNFCが搭載されているが、Androidスマホはこちらも利用できる。  気になるのは、一手間増えるというデメリットによって、どのくらいセキュリティが高まるのか、だろう。そもそも、本製品はGoogleの社内で利用するために開発されたものなので信頼性はばっちり。フィッシング詐欺に遭ったとしても不正アクセスをシャットアウトするので、情報漏洩の可能性を大きく低減できる。  FIDO U2F規格に準拠しているので、Facebookやの2要素認証としても利用できる。絶対に、不正アクセスされたくないアカウントは、物理的なセキュリティーで守ると安心だ。確かに、わずかばかりのコストと手間は発生するが、不正アクセスで生活をむちゃくちゃにされてしまう可能性を考えれば、その価値はある。特に、パスワードの管理がいまいちだったり、フィッシング詐欺に引っかかってしまいそうな人にオススメだ。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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