田舎暮らしに活路を見出した40代の誤算「見つかる仕事は過酷な肉体労働ばかり…」
―[年収100万円の絶望]―
「居場所がない」漂流サラリーマンの実態
10社以上を転職漂流した結果、ブラック企業⇒生活保護に
転職が積み重なるほど心と体の負担が増した
夫婦2人なので低い賃金でも生活はできた。ただ、徐々に違う辛さが津山さんを苦しめるように。
「長距離の運送会社は月曜から土曜まで車中泊をして、北海道から九州まで回りました。ビルメンテナンス会社では2か月連続、夜勤を課されたこともあります。頑張って応えましたが、やはり40歳を超えた頃から体力的に厳しい……。お願いされたら断れない性格もあって、結果としてパニック障害まで患ってしまいました……」
ハローワークで紹介される仕事も正社員が消え、派遣に。しかし、これも続かず、45歳を過ぎてガソリンスタンドのアルバイトに。
「10代、20代前半のスタッフに囲まれて、馴染もうとしても『おっさん、使えねぇな!』と罵られるなど、イジメにも遭いました」
うつ病とパニック障害を患う津山さんは計5種類の薬を処方されている。持病の椎間板ヘルニアもいつ再発するかわからない状態だ。
現在はバイトも辞め、生活保護を受けながらリハビリの日々を送る。月の収入は生活保護費の16万円、かつての給料と大差ない額だ。
「私も妻も実家が複雑で、頼るべき親族がいない。妻も持病のてんかんが悪化して、日常生活にも支障をきたしています。健康面、経済面ともに不安が尽きませんが、働きたい気持ちはあります……」
今日も津山さんは、新たな職を探しにハローワークに行く。
<津山敏夫さんの漂流年表>
20歳 短大卒業、大手空調メーカーに就職
32歳 うつを理由に依願退職。愛知県に移住
33歳 うつ再発、ブラック企業を転々とする
37歳 関東に帰還。転職活動は難航
40歳 腰痛が悪化、バイトを転々とする
48歳 バイトも辞め、生活保護の受給開始
<取材・文/週刊SPA!編集部>
―[年収100万円の絶望]―
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『年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声-』 この問題を「自己責任論」で片づけてもいいのか――!?
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