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40万円以下で世界一周。サウジアラビアの国営航空は短パンNG!?

ラウンジではお酒が飲めたが、機内での提供はなし

アブダビ空港の『Al Dhabiラウンジ』

アブダビ空港の『Al Dhabiラウンジ』

ラウンジにはアラブ料理がズラリ

ラウンジにはアラブ料理がズラリ

 ただし、ラウンジにはアルコールを提供するバーカウンターもあった。サウディアのラウンジではなく複数のエアラインの共用ラウンジだったが、この辺がサウジアラビアとUAEの違いなのだろう。  ジェッダ市内でお酒が飲めそうな店は全然見かけなかったが、ドバイやアブダビではお店によりけりでアルコール類が飲める飲食店も結構あった。
サウディアA321のビジネスクラス

サウディアA321のビジネスクラス

ドリンクメニューにアルコールはない

ドリンクメニューにアルコールはない

 しかし、サウディアはサウジ国営エアラインだけあって、ビジネスクラスのドリンクメニューにも酒類は一切なし。一応、客室乗務員の女性に聞いてみたが、提供していないとのことだった。
機内サービスのアラビックコーヒーとデーツ

機内サービスのアラビックコーヒーとデーツ

 でも、アラブ風フィレチキンが乗ったピラフの機内食は大変美味しかった。中東では定番のデーツ(※ナツメヤシのドライフルーツ)やアラビックコーヒーのサービスに加え、飲み物は頼んでいないのに何度もお替りはいらないかと聞いてきたり、愛想も非常によくホスピタリティにも優れていた。  ジェッダではモスクや世界遺産の旧市街などを巡ったが、訪れたのはクリスマス直前だったのにそれを告げるようなモノは皆無。ドバイやアブダビではツリーやデコレーションなどを結構見かけたが、やはりサウジアラビアはほかのイスラム教国とはちょっと違うようだ(※サウジアラビア訪問の詳細については、後日改めて記事を配信する予定)。
ジェッダのキング・アブドゥルアズィーズ国際空港

ジェッダのキング・アブドゥルアズィーズ国際空港

 そして、ジェッダから次のフライトだが、ターミナルはまだ工事中なのか出発案内の画面には筆者が搭乗予定のアンマン行きのサウディア635便の1本だけ。
キング・アブドゥルアズィーズ国際空港のターミナル

キング・アブドゥルアズィーズ国際空港のターミナル

機内食のチーズケバブ

機内食のチーズケバブ

 ラウンジも搭乗ゲートからかなり離れた場所にしかなく、移動に時間がかかりすぎるのと搭乗時刻が迫っていたこともあって利用を断念。だが、機内食のケバブはアブダビ~ジェッダの便同様、かなりのクオリティ。シートはリクライニングタイプだが、2時間程度なのでこれでも問題はない。  移動距離を考えるとそこまで安い印象はなかったが、機内食や民族衣装を着た乗客たちなどの機内の雰囲気から完全にアラブ。ここまで異国感を味わえるフライトはそうはないはずだ。(つづく) <TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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