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誰も文句を言わない「中高年ブラックバイト」の現場

◆倒産して夫婦でバイト生活。多忙な自動車部品工場で働く

●Bさん・男性(52歳)静岡県/前職:自動車販売
●前職の年収:480万円/現在の年収:235万円

 2人の子供が独立し、ようやく自分の人生というタイミングで勤めていた自動車販売店が倒産。Bさん(52歳)は残った住宅ローンのため、夫婦でバイト生活に入った。

中高年ブラックバイト

※イメージです

「僕は販売店の営業職で疲れ果てたので、時給1000円の自動車部品工場にしました。組み立てやライン工は非常にハードワークなため20~30代が中心で、50代となるとフォークリフトや代車を使っての場内運搬。ただし人員数が少なすぎて相当に多忙です。工場内は走って移動しないと怒られるほど。工場は3交代なんですが、代員がいないため親が死にでもしない限り休めない。同じ班で休んだ人間がいれば、夜勤の後に1時間仮眠でそのまま朝勤とか、仮眠を取りつつ3勤して2日休みなど、現場では『超人シフト』と言われてます。法令違反のオンパレードですが、何より驚いたのは、誰も文句を言わないことなんです」

 Bさんの悩みは親のこと。遠くない将来、介護が始まれば妻はバイトができなくなる。

「そうなったらローンが払えず、自宅は差し押さえでしょうね」

 50代にして晩年の人生設計が破綻してしまったようだ……。

― [中高年ブラックバイト]のヒドすぎる実態 ―




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