更新日:2022年12月28日 18:19
エンタメ

ラジオで話題騒然!ジャパメタの隠れた超絶女性ヴォーカル JUNKOの正体

<文/山野車輪 連載第30回>

メタラー御用達のbayfm 78.0MHzに出演!

アナウンサー、DJとして不動の人気を誇る吉田照美とアシスタントの中村愛が贈る、毎週日曜日9:30~11:16ON AIRのbayfm78「TERUMI de SUNDAY!」

 筆者は5月13日(日)、ラジオに電話出演し、“ジャパメタ”の魅力について紹介させていただいた。筆者が出演したのは、『TERUMI de SUNDAY!』という番組の、「ミュージック・デリバリー」というコーナー。放送局は株式会社ベイエフエム(bayfm/千葉県を放送対象地域とするFM放送)である。bayfmと言えば、伊藤政則氏の『POWER ROCK TODAY』が放送されているメタラー御用達のラジオ放送局である。筆者も、東京23区内に住んでいた頃は、良く聴いていた。  近年は、BABYMATALやX JAPANなど、日本のヘヴィメタルが世界で話題になっているが、その理由を筆者なりに解説させていただいた。 ◆海外では日本のマンガやアニメ、ゲームなどが人気である。 ◆日本のグルメ、神道、日本人のマナーなども評価されている。 ◆来日外国人数も激増しており、2013年1036万人⇒2017年2869万人と3倍近く増えている。 ◆このように世界で日本の評価が上がっており、その「おこぼれにあずかる」カタチで、主として国内シーンで呼吸するJポップよりも、海外の音楽シーンと積極的に連動してきた日本のヘヴィメタルの方が注目されたのだろう。  その際、海外から注目されたアーティストは、洋楽メタルの支流下にある日本らしさが薄いジャパニーズメタルではなく、クールジャパンの香りが漂うメタル…、つまり歌謡曲やアニソンの色が濃いジャパメタだったのだ。ここにはアイドルも含まれる。  番組では、初心者向けにオススメするマストソングを1曲、リクエストできるので、「ジャパメタに関心を持たない一般リスナーにも興味を持ってもらえる1曲とは何だろうか」という視点で考え、筆者は、JUNKOのアルバム『SO DEEP』収録の「Wire Rock」という曲を選んだ。
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超絶女性ヴォーカルJUNKOの正体とは?
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(やまの・しゃりん)漫画家・ジャパメタ評論家。1971年生まれ。『マンガ嫌韓流』(晋遊舎)シリーズが累計100万部突破。ヘビメタマニアとしても有名。最新刊は『ジャパメタの逆襲』(扶桑社新書)

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ジャパメタの逆襲

LOUDNESS、X JAPAN、BABYMETAL、アニメソング……今や世界が熱狂するジャパニーズメタル! !  長らくジャパニーズメタルは、洋楽よりも「劣る」ものと見られていた。 国内では無視され、メタル・カーストでも最下層に押し込められてきた。メディアでは語られてこなかった暗黒の時代から現在の世界的ブームまでを論じる、初のジャパメタ文化論。★ジャパメタのレジェンド=影山ヒロノブ氏(アニソンシンガー)の特別インタビューを掲載!

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