吐きそうな珍説

 もはや、うろおぼえではあるが、
まだネットがなかった時代に、
どこかの外国の医学者だかなんだかが、

鼻糞を食べたら体内の抗体が強くなる!

といった学説を唱えていたのを思い出した。

 そして、思い出して思わず吐き気をもよおした。

 前にもこのブログで書いたことがあるが、私は

あらゆる糞のなかで鼻糞が一番苦手なのである。

 以前、これは1年ほど前になるが、

全身をあまり丹念に洗いすぎず、適度な常在菌を残しておいたほうが
美肌効果がある

みたいな話を、70歳近くなのにすべすべの肌をした
生物医学の先生からお伺いしたことがある。

 たしかに、その理屈を応用すれば、

 お世辞にも清潔とは言えない鼻糞を食うことで
体内に菌を配置することによって、
その菌が外部から侵入してくる有害菌を
蹴散らしてくれるのでは?

と、素人ながらに納得も、できなくもない。

 シンプル原始的なところが、家庭医療法としては悪くない。

 しかも、いざ実行して、それがデマだったとしても、
致命的な身体ダメージを受けるとは思えない。

 でも、

なんで鼻糞!?

 飲尿のほうがまだマシ……だろ? 

そう考えるのは私だけなんだろうか。

 いや、たいがいはどっちもどっちだろう。

 ただ、私には、過去に懇意にしていた女性(美人!)が、
たまたま私が酔っ払ってうつらうつらしているとき、
横で一心不乱に鼻をほじり、その指を

まるで油を舐める妖怪のように

せっせと口に運んでいるのを目撃してしまった経験があり、

言われてみれば、その子はやおら健康だったと記憶する。

 あれは、はたして夢だったのか現実だったのか、
今でもじつは定かではないのだけれど、

できるなら夢であってほしい

と、切に願う次第である。

 たとえ彼女が、あまりに革命的な鼻糞健康論を裏付ける
貴重なサンプルだとしても、だ。

2011.09.03 |  2件のコメント

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

“吐きそうな珍説” への2件のフィードバック

  1. まる より:

    私は足の親指の爪を切ると
    ついついクンクンしてしまう癖があります。
    いっその事、味見でも・・・しません((+_+))

  2. ごめす より:

    あれはくさいですからね〜! わかる気はします……。(ゴ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


+ 二 = 9