年の差カップル、何歳まで?

 ちょっと前の週刊文春で、池田暁子さんという人が、
自身の連載マンガエッセイで、
とても面白いことを書いていたので、
他人ネタなのは恐縮だが、その一部を紹介してみたい。

 今、加藤茶夫妻をはじめとし、

年の差カップル

が、ちまたでフィーチャーされているが、

この連載では、

恋愛の対象として意思疎通が可能な年齢の下限

を、

年齢÷2+7(歳)

といった数式でズバッと断定しているのだ。

 たとえば、私だったら今年49歳なので、

49÷2+7=31.5歳

ってことになって、

24歳なら、24÷2+7=19歳

ってことになるわけだ。

 この数式が優れているな、と思うのは、

+7歳

の数字にちゃんとした根拠がある点である。

 つまり、

恋愛は思春期から!

ということで思春期を14歳(中学2、3年)に設定し、

14÷2+7=14

で、恋愛対象が男性の年齢と一致する+7歳という数字をはじきだしているのだ。
(言い方を変えると、14歳未満の男子にはこの数式は適用できない)

 ちなみに、この数式の回答は、生涯の絶対値ではく、

年を重ねるごとに、その数値は縮まっていく。

 たとえば、加藤茶夫妻なら、
現在、加藤茶が68歳で、嫁の綾菜が23歳なので、

36年後には、

104÷2+7=59

で、この数式に当てはまるようにあるわけだ。

 メディアにのっている情報であろうが、
飲みの席で仕入れたうんちくであろうが、
基本、ほとんどは聞き流してしまうタチの私ではあるが、

この法則だけには久々、

う〜ん、よくできてる!

と、思わずパンと膝を打ってしまった。

 ただ、私は

恋愛にそもそも意思の疎通は必要なのか?

と、あえて微力ながらの異を唱えたい。

 まったく会話が噛み合わない女子と
延々平行線をたどりながらするデートも、また楽し

ではないか。

 押し寄せるジェネレーション・ギャップの波に戸惑い、
でも巧みにサーフしながら、

 やっぱ、若い子のカラダはぴちぴちしてて、ハリが違うわ!

と、嘆息できるならできただけで、

もう充分お腹いっぱいなのである。

2011.11.28 |  2件のコメント

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

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