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代官山のママ友マウンティングはやっぱり壮絶だった!「幼稚園のお迎えすら行けず、淘汰されるママさんも…」

 以前、日刊SPA!では代官山に住むママ友同士の「マウンティング」の壮絶さについて紹介したことがある。家事は外注する家庭が多く、マンションの駐車場には高級外車がズラリ。なかには家事だけでなく自転車の乗り方など、子育てすら外注する家庭があるという実態にネットユーザーの中には代官山のママたちを批判的に見る人も少なくなかった。
代官山のママ友マウンティングはやっぱり壮絶だった!「幼稚園2年目から自然淘汰されていくママさんも……」

前回記事では家事をするママが”下”に見られる実態を紹介した ※クリックすると記事に飛びます

 中には、記事の真偽について「こんな母親本当にいるのか」「代官山に住んでいるが見たことがない」と疑問を持つ声も。そこで本記事では前回記事で話を聞いた代官山在住のママに加え、新たに1人のママ(大田由加里さん・仮名・37歳・東京都出身)に、さらにディープで熾烈な代官山のママ友マウンティングの実態を追跡取材してみることにした。

「この記事、私たちの知り合いのことが書かれてない?」

代官山のママ友マウンティングはやっぱり壮絶だった!「幼稚園2年目から自然淘汰されていくママさんも……」「あの記事が配信されてから、ママ友って想像以上にお互いを意識してるんだなって思いました」  大田さんは前回の記事が配信されたあとの感想をこう振り返った。前回記事が配信された10月20日、配信からわずか19分後に彼女が入っているママ友のLINEグループにメッセージが入ったという。送り主は近所に住む同年齢のママ友だ。 <この記事、私たちの知り合いのことが書かれてない?>  代官山に住むママ友たちは、ランチの店決めや保育園での連絡事項を共有するために、いくつかのLINEグループに入っている。その中のひとつのLINEグループに、件の記事URLが送られてきたというのだ。  それから始まったのは取材を受けたママの犯人探し。前回の記事は無関係だった大田さんだが、こうしたLINEのやりとりこそ、代官山に住むママ友同士の「相互監視網」の象徴だと語る。 「代官山に住むママ友たちは街の変化にもすごく敏感です。新しくできたマンションがあったら、その開発主を調べる。最近、比較的高層階のマンションが建ちましたが、そこはママ友のあいだでは大不評なんです。というか住む人を『下』に見ている。  理由は2つ。1つは開発オーナーが大手ホテルチェーンだったこと。一流デベロッパーではない会社の開発は『下』に見られることが多いんです。2つめは代官山の中では比較的高層階の建物だから。代官山は、ラ・トゥール代官山(こちらも低層階)は別格として、もともと高齢者が多いこともあり、低層階のマンションに住むのがステータス。高層階のマンションは代官山のママ友のあいだでは『田舎者』が住む家。そのため、マンションと商業施設が入った複合型高層マンション開発のときも反対の声があがったほどです」

マウンティングにも暗黙のルールが

 このように、代官山の中にはいくつものローカルルールが形成されている。マウンティングにかんしても、激しい戦いが行われるのは子どもが年少の時という暗黙のルールがある。 「幼稚園はママ友のあいだではもっとも激しいマウンティングが行われるフィールドですが、特に激しいのは年少時代と暗黙の了解で決まっています。子どもが年少の一年を終えるころには、家の所得や住んでいるマンションのランク、日ごろの振る舞いなどの指標を総合的に判断してママの淘汰がはじまります。結果、年長になると秩序が整い、ママが淘汰されてお迎えが旦那さんになってしまう家庭が10~15%ほどいますね
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なぜハブかれるママが出るのか
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