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首都圏でも、600万円でマイホームが手に入る!?

首都圏でも、600万円でマイホームが手に入る!? 首都圏に住んでいると、マイホームの取得には数千万円単位の費用がかかる、と思い込んでしまいがちだが、少し郊外に目を向けるだけで、数百万円で家を手に入れられてしまうということは意外に知られていない。  埼玉県新座市内にある昭和45年築、広さ48.85平方メートルの団地の一室を400万円で購入し、約200万円かけてほぼ自力でリノベーションし、妻(33)とハッピーに暮らす仲村さん(37)に話を伺った。
首都圏でも、600万円でマイホームが手に入る!?

予算の都合でキッチンは交換せず、すべて既存の設備を活用。上下の収納扉にカッティングシートを貼って明るい印象にリメイクした。手前のカウンターも仲村さんの自作。カラーボックスと合板を組み合わせ、1万円以下で制作できたそう

「年間100万円以上の家賃の出費を考えたら、家を購入したほうがいいと思ったんです。でも、将来的に地元へ戻る可能性を考えると、こちらにマンションを買って長期間ローンを抱えることに不安もありました」。そう話すのは、以前は隣町の埼玉県和光市内にある、いわゆる分譲賃貸で暮らしていた仲村さん夫妻。  妻の知り合いを介して団地リノベの魅力を知り、手頃な物件価格と、自分たちの好きなように改造できるところに興味を持ったという。実際に物件を購入しようと決めたとき、ふたりが思いついたのが団地の“試し住み”だった。 「それまで団地に住んだことがなかったので、まずは気になる団地に賃貸で住んでみようと思って。そのとき住み始めたのがこの団地なのですが、周囲の環境や管理体制のよさが気に入り、1年後に同じ団地の物件を購入することにしました。運よく出合えたのは、48平方メートルの広さで400万円という手頃な価格の物件。この価格なら5~6年住めば元が取れるし、自分で手を加えて住めば、トータルで考えておトクだと思いました」(夫)。ちなみにエレベーターなしの5階だが、まったく気にならなかったという。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1347712
首都圏でも、600万円でマイホームが手に入る!?

写真右/右手の壁に付けられていた既存の古いキャビネットを取り外し、檜材でオープンタイプの棚を造作 左/玄関にはシューズラックとして高さを自由に変えられる棚柱(ガチャ柱)を使ったオープン棚を設置。フェイクグリーンを組み合わせてナチュラルに

 床の基礎工事とトイレの拡張、洗濯機置き場の設置、電気工事、給排水工事はプロに依頼。残りはアドバイスをもらいながら、解体から造作までを夫ひとりでやることに。約4か月間、大掛かりなDIYを黙々と続け、理想の住まいを完成させた。 「仕事をしながら作業できたのは、賃貸で同じ団地内に住んでいたので通いやすかったのも大きな理由。手探りのDIYは失敗も多くしましたし、一体いつ終わるんだろうと心が折れそうにもなりましたが(笑)、完成してみると感動です。今後も住みながら少しずつ手を加えていきたいと思います」(夫) 取材・文/リライフプラス編集部 撮影/山田耕司
リライフプラスvol.25

スムーズに、スピーディーに理想の家づくりをかなえた11軒のお宅を紹介

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