更新日:2017年06月08日 20:25
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マークXを見たら覆面パトカーと思え【春の行楽ドライブ要警戒情報】

◆秘匿性抜群! 現在、日本全国の高速道路で入れ食い状態! 覆面パトカー 3.5リッターV6エンジンは318馬力! 車両重量はクラウンより約100kgも軽い! 加速性能は抜群で、取材中に何度見失ったことか。特に千葉県警高速隊には逆追尾がバレバレだったので、東関道佐倉IC料金所の関係車両のみ通行可のUターン路を使って2度もまかれてしまった。  マークX覆面パトカーは想像以上に速かった!  昨年12月7日、大阪城公園・太陽の広場で「平成25年大阪府警察年頭視閲式」のリハーサル(本番は年明け1月8日)が行われた。例年、高速隊の覆面パトカーも参加することから、仕事を休んで撮影に駆けつけるパトカーマニアも多いという。  今回、そのマニアたちの度肝を抜いたのがマークXのお披露目だった。  これまで捜査用覆面パトカーとしては採用された実績はあったが、交通取締用覆面パトカーとしてその存在が明らかになったのは本邦初。激写されたスクープ写真が複数のブログにアップされるや、ネット上では話題となっていた。  ベース車両は、マイナーチェンジ前のマークX3.5プレミアム。  パトカーマニアたちの推測では、昨年3月に警察庁が「交通取締用四輪車(高速II型)16台」を一括調達するべく一般競争入札を行い、トヨタが5670万円で落札。落札額から換算すると1台あたり約354万円(つるしの新車価格は337万円)の車両になるという。  そして昨年11~12月にかけて登録。関東・中部・関西の都府県警高速隊に配備され、年明けから本格的に稼働している。  まだその存在はほとんど知られていないため、現在、秘匿性は最強。各地の高速道路で入れ食い状態だ。行楽ドライブやゴールデンウイークにクルマでお出掛けになる予定の読者の皆さま、「マークXを見たら覆面と思え!」くらいの警戒心でハンドルを握ってください。 ⇒【画像】マークX覆面パトカーの識別ポイント
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=427451
覆面パトカー ちなみに、今年初めに自動車メーカー関係者がツイッターでこうつぶやいていた。 「どうやらトヨタは、今後交通取締用覆面パトカーの入札を新型クラウンではなく、マークXにシフトしたとの情報入手です。ピンクのクラウン覆面パトカーは見られないってことか」  現行マークXは、すでに捜査用覆面パトカーとして北海道警や兵庫県警などに配備されている。今回採用された交通取締用マークXの使い勝手や高速隊員の評判がよければ、今年中にもエグ顔の覆面パトカーが全国の高速道路にデビューするかもしれない。 ⇒【激写】2013年初頭からバリバリ稼働中の首都圏1都6県配備の新顔を捕捉 https://nikkan-spa.jp/427337 取材・文・撮影/SPA!覆面パトカーLOVE隊
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