『ムーンショット』の意味、わかります? 難解な「ビジネス横文字」アンケート調査
ワースト2位で認知度13%の「ユニコーン」も同様。直訳は「空想上の生物・一角獣」だが、希少性があるという意味が転じて、金融・マーケティング業界では「評価額10億ドル以上の非上場企業」という意味になっている。「シリコンバレーじゃ当たり前に使ってますよ」(28歳・金融)と、なんだか上から目線な回答もあったが、調査では、本来の意味「一角獣」や、奥田民生擁するバンドを想像する人が大半だった。
認知度18%の「イテレーション」は、IT系には比較的知られていたものの、知らない人からしたら想像もつかない様子。中には「インフレのこと?」(37歳・営業)のように、微妙な勘違いをしている人もいた。
業界で働く人でなくとも、投資対象として知名度が上昇中と思われた「フィンテック」も意外に認知度は低い。「フィンランドの技術」と想像した人が多数。日本語では“金融IT”と呼ばれ、クレジット決済用モバイル機器もフィンテックの一種。意外と身近な存在だし、知っておいて損はない。
このほか、「アクハイヤー」は新種のタクシー、「ピボット」はバスケ用語と勘違いする人が多く見られた。いずれも他業種が使う機会は少ないので、知らなければ想像することも難しいのだろう。
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