仕事

学歴に一番こだわっているのは年収800万円の層だった

 一方、年収が低い人たちは「学歴どころではない」という声が聞こえてくる。 「周りが高卒者とか同じような境遇の人がほとんどだから、学歴を気にする瞬間というのはないけど、その前にそんなに暇じゃない。今の仕事をこなすのに精一杯ですね」(高卒・45歳) 「子供の進学などで妻と話し合うときなどは、学歴を気にすることはあるけど、仕事中に気なることはない。そもそも自分がやっている仕事に学歴なんて必要ないですから。必要なのは体力と根性」(中卒・40歳)  学歴論争を展開しているのは結局、上位層に行けない中間層の人たちということか。年収800万円といえば、会社でいえば、課長クラスの人たち。彼らは責任ある仕事ばかりが増え、その割に年収が割に合わず、幸福度が低い人たちとよく言われている。そこでストレスを抱え込んでしまい、結果、出世できない理由などを「学歴」にしてしまうのかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!編集部 アンケート協力/エコンテ>
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