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「羽生・錦織・大谷、息子にするなら誰?」大谷の165キロ記録で人気に変動が…

 で、ここ2年くらいの間に開催された飲み会におけるデータを見るかぎり、僕の大雑把な印象では、 羽生結弦:35% 錦織圭:45% 大谷翔平:20%  ってところで、僕自身も「当たり前のように英語が話せて、世界中を一人(実際はスタッフも大勢ついてくるんだろうが)で転々と回るグローバルな感性の持ち主」である(チックな)「錦織圭」を1位に据えていたのだけれど、10月16日のパリーグ・ファイナルS第5戦(札幌ドーム)の9回表、この日DHで出場していた大谷が救援登板としてマウンドに登り、そこで見せた圧巻の投球を(テレビで)目の当たりにして、僕の「正解」は思わず揺らいでしまった。  だって日本最速の165キロが2球も、ですよ! しかも151キロのフォークって……どんなやねん!?  本気でボールがいきなり消えちゃうかのように見えちゃうんだろうな……野球盤の“消える魔球”さながらに……。どのスポーツ新聞の小見出しにもあったが「まるで漫画」ではないか! だったら自分もその漫画の脇役として出演したいじゃないか。『巨人の星』の星一徹みたいに? 英語が話せるだとかグローバルだとかは、もうどーだっていい。あと付け足すなら、大谷はとにかくベンチ内でもよく笑う。あの笑顔もまた(息子にするなら)可愛くてたまらない。球界内からも 「足を上げる暇がないのでノーステップでいった」(最後のバッターとなったソフトバンクの本多内野手) 「あれだけ僕らが一生懸命、練習しているのにね。なんだかバカバカしくなってきました(笑)」(チームメイトの中田内野手) 「誰も歩いてきていない道を歩いている」(松井秀喜氏)  ……と、絶賛の声が続々。  おそらく、これまでの「息子としての大谷の不人気」は、昨今の“ヤング女子の野球離れ”が大きく起因しているのは間違いない。そして、おそらく大谷は今年の日本シリーズでも、GoogleやYahoo!のトップページを独占するクラスの活躍を日々魅せてくれ、野球に興味のない女子たちの目にだって、ソレが否が応にも止まってしまうに違いない。  ……ってことは、この「羽生(結弦)・錦織(圭)・大谷(翔平)、息子にするなら誰がいい?」という“飲み会ネタ”も、大谷の猛烈な巻き返しによって数字は均等に……。つまり“戦国時代”となる、今こそが「旬!」なのだ! <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」https://nikkan-spa.jp/gomesu(PC版)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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