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白鵬の優勝インタビューで市川海老蔵が泣いたワケ【白鵬 翔×市川海老蔵 対談】

 元横綱・千代の富士、元大関・魁皇に次ぐ史上3人目となる通算1000勝を果たした第六十九代横綱・白鵬関。2015年一月場所では、通算33回目の優勝を飾り、相撲史上最多優勝という記録を打ち立てた。その偉績を記念した書籍『ナンバー1』が12月8日に発売された。蜷川実花が写真を撮り下ろし、各界の“ナンバー1”との対談も収録されているのだが、その対談相手の一人が歌舞伎俳優の市川海老蔵だ。(インタビュアー鈴木おさむ/放送作家)

白鵬 翔・市川海老蔵――休場明けとなった先場所で、以前から目標に掲げていた通算1000勝を達成されました。横綱はここ数年、次々と記録を更新して、そのたびに新しい目標をどこに据えるのか模索してきましたよね。

白鵬:大鵬関の32回優勝という記録を超えてからは、どこに向かって走っていくのかってことは本当に考えました。2015年の初場所はちょうどその時期で、「これは体がもたない」と思うほど、本当にきつかった。これではいけないと思って、「次は1000勝を目指そう」と自分を奮い立たせてきたところはあるんです。それはやっぱり、記録を達成した人間にしかわからないものがあるのかもしれません。

――今年の三月場所で横綱が優勝したとき、海老蔵さんは「優勝インタビューでの横綱の言葉に私は涙しました」とブログに書かれました。それは横綱のどんなところに感情移入したんですか?

海老蔵:あの場所はいろいろ大変だったでしょう。何場所か優勝から遠ざかっていて、苦しみの中から出てきて優勝したんだと思うんですよ。でも、千秋楽に立ち合いの変化で優勝を決めたということでブーイングが起きて、そういう空気の中で優勝インタビューが始まった。そこで記者の質問を受けて、横綱が言葉に詰まったんですよ。その無言の中でいろんなことを語っているように感じたんです。

――横綱は勝ち方も圧倒的だし、記録も打ち立てているのに、横綱の相撲は何かと騒がれますよね。あれはなぜなんでしょう?

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