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多摩川ホームレスの優雅すぎる「リア充生活」に密着! 電子レンジや液晶テレビまで…

事業の失敗、強制撤去……ホームレスたちの壮絶な過去

 記者の家より圧倒的な冷蔵庫内の充実ぶりに愕然としつつ、外には広々とした猫用のケージまであるではないか。事業の失敗でホームレスになったものの、猫とともに25年間もこの生活を続けてきたという。

テレビを眺める草野さん

「気楽な生活だと思われるかもしれないが、強制撤去されたり、増水の被害で何度も一瞬にして家を失ったよ。それでも社会のしがらみや煩わしさから離れられる“我が家”がいい。ゆっくりマイペースで余生を楽しみたいんだ」  藪の中には、ホームレスたちのそれぞれの壮絶な過去があり、人生がある。猫を愛しそうに抱きかかえながら、静かにテレビを見て一日を過ごす草野さん。不法占拠と書かれた張り紙を複雑な気持ちで眺めつつ、その場を後にした。

行き場を失ったホームレスが都心から多摩川沿いに

 もはやスラム街のように集落がいくつも形成されている多摩川沿い、なぜここまでのホームレスタウンが形成されているのか。長年、ホームレスを追い続けるルポライターの村田らむ氏は「そもそも多摩川にリッチなホームレスが出現するようになった背景には、都心でのホームレス排除が影響している」と分析する。 「東京オリンピックを前にこれまで黙認されてきた上野公園や都庁周辺の管理が厳重になってきています。その結果、行き場を失ったホームレスは多摩川沿いに移住しているのです。  多摩川はホームレス界の中では珍しく“村社会”が形成されているのが特徴。もともと東京都と神奈川、また市区町村の境界で管轄も曖昧だったり、規制を厳しくして都会に戻られても困るので、比較的取り締まりも緩いのです」

多摩川沿いに並ぶホームレスの家々。まるでスラム街のようだ…

 12月27日発売の「週刊SPA!」では、「多摩川[リア充ホームレス]の優雅な日々」と称して、この草野さん以外にも、グルメ三昧の日々を送ったり、40型液晶テレビやスマホを所持したりするリア充ホームレスたちの生活に密着している。気になる方はぜひ本誌をチェックしてほしい! 【村田らむ】 ルポライター、漫画家。著書に『ホームレス・スーパースター列伝』(ロフトブックス)や、『ホームレス大博覧会』(鹿砦社)など <取材・文・撮影/青山由佳 鴨居理子 建部博 取材/永田明輝>
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週刊SPA!1/3号(12/27発売)

表紙の人/ KinKi Kids

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