「普通の女性として幸せになりたい」美しすぎるタイのニューハーフたちの素顔と本音
はるな愛が世界一のニューハーフ美女を決める国際大会「ミス・インターナショナル・クイーン」で優勝するなど、女性以上に美しいニューハーフの存在が認知されつつある。
実際、恋愛対象としてニューハーフにハマってしまう男性は意外と多い。特に、ひと通りの遊びを経験してきた富裕層のなかには、パトロンとなって高額な性転換手術費用を請け負う人や、ニューハーフを求めて本場・タイまで足繁く通い、挙げ句の果てに貢いでしまう人も……。
だが、そこにいるニューハーフたちが、なにを考え、どんな生活を送っているのかまではあまり知られていない。そこで今回は、彼女たちのリアルな姿を追う。
タイではニューハーフのことをレディボーイと呼ぶ(以下、レディボーイ)。100人以上のレディボーイを撮り続けているバンコク在住フォトグラファーのクレイジーモンキー氏に話を聞いた。
「もともと男性だったこともあり、身長やスタイルの良さが際立っている。タイのレディボーイって、本当に美しいんですよね。現地の女性でも羨むほど。僕も昔は、とある嬢に何百万と貢いでいました。たとえレディボーイでも、顔が新垣結衣ならまあいいかって(笑)」
タイのゴーゴーバーやクラブでナンパし、ドヤ顔でお持ち帰りをしてみたらレディボーイだった、という経験をしたことがある人も少なくないだろう。クレイジーモンキー氏も例外に漏れず、はじめはうっかりミスがキッカケだったという。
「当初はたんなる夜遊びのつもりでしたが、私生活にも踏み込むようになってから、彼女たちと真剣に向き合い、被写体として追うようになりました。そこからは良くも悪くも少し見方が変わってきましたね」
レディボーイはゴーゴーバーなどで働いており、“経済的に恵まれないタイの売春婦”という風にかわいそうな目で見ていた部分もあったという。「貧しい実家に送金している」というお涙頂戴の話を聞かされることも珍しくない。だが、現実はこうだった。
「彼女たちは、実際そこまで深く考えておらず、悲壮感もありません。タイにはマイペンライ(なんとかなる)の精神が根付いているからでしょうか。人気嬢のなかにはチップや愛人からのサポートを含め、日本円にして月収200万を超えるレディボーイも少なくない。ぶっちゃけ、普通の日本人より全然稼いでいますよね」
さらに、クレイジーモンキー氏はこう続ける。
「しかも本当はタイ人男性の恋人がいるケースがほとんど。稼いだお金の使い道は、ヒモの彼氏を養っていたり、自分の好きなブランド品を買い漁って楽しく生きています」
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1271862
女性よりも美しいニューハーフの姿
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ライター・編集者。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』(共に彩図社)など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ【最新版】』(辰巳出版)がある。Twitter:@gold_gogogo
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