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規制か禁止か? オタク女子が群がる中池袋公園「野生アニメイト」に対する豊島区の対応

警備員による監視の目により、野生アニメイトは分散傾向に

 日刊SPA!が取材を進めている最中にも、豊島区は野生アニメイト対策に動き始めていた。

警備員が巡回するようになり、秩序が保たれるようになった

 2月上旬には野生アニメイトに警察が介入し、その様子がTwitterで話題になったが、同月26日、実際に中池袋公園を訪れると警備員の姿が確認できた。  アニメイトで購入した物品の交換のために集まったオタク女子たちが他の利用者の妨げにならないよう、警備員が交通整理や注意喚起を行っているという。  その効果は一目瞭然。野生アニメイトの規模は3分の1以下となっており、交換も減少。その場で交換するのではなく、中池袋公園で待ち合わせをしたのち、警備員の目が届かない路上へ移動するケースも見られた。

立ってアニメグッズを交換する姿は見られたものの、規模は縮小

 また、1か月前は植え込み付近を囲むようにアニメグッズが広げられていたが、現在は透明なバッグやクリアファイルに入れられ、持ち運びができる形態に変更されていた。まさに豊島区のいう「手に持てる程度」の範囲内である。  つまり野生アニメイトは、一定のルールやマナーを守り自主規制をすることで、規模は小さくなったものの生き残ることに成功したと見ることもできる。  ここ最近、新しい現象が生み出されるとなんでもかんでも「規制」「禁止」に動き出しがちな中、豊島区とオタク女子たちはそれとは違った関係が見出だせたと言えよう。  新しい文化が生まれる時、行政と対立することは避けられないが、オタク女子たちが始めた「野生アニメイト」はひとつの共存事例と言えるかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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