国道29号はどこにあるのか? 往復約1500km独り占めのクルマ旅
地味な峠を越えて鳥取県に入り、いよいよ国道29号線最大の名所・若桜町へ。「蔵通り」には宿場町の風情が色濃く残り、第三セクター若桜鉄道の終点・若桜駅もある。若桜駅構内にはピンクにラッピングされたSLが! なんでまたピンク? 駅員さんに聞いてみたら、「隣の智頭急行がピンクの恋山形駅で売り出しているので、その流れで……」と、イマイチ理解に苦しむ説明が。
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ピンクのSLに深い意味はないけれど、鳥取県の田舎同士シンクロしようということらしい。いいじゃないか幸せならば!
入場料300円を払い、昭和レトロな若桜駅の風情も満喫した。平日だったので我々以外に観光客はゼロ。またしても名所を独り占めだ。独り占めって楽しいな~!
2時間に1本くらいっきゃ便がない若桜鉄道。滅多に来ない上り列車(1両だけど)を狙ってCX-5も出発だ! 国道29号線と若桜鉄道は並行しているので、鉄道と追いかけっこが楽しめる。あっちが駅に停車中はこっちも路肩に止めてしばし待つ。見たところ車両には乗客が1名様のみ! またしてもほぼ独り占め! メッチャ楽しい!
ということで、ウルトラ地味に楽しかった国道29号線走破の旅も、鳥取市で終了となった。「スタバはないけど日本一のスナバはある」で有名な鳥取砂丘で、勝利のジャンプを決めました。
せっかくだったので、すなば珈琲とスターバックスシャミネ鳥取店にも行くべきだったか。それだけが悔やまれる。来年は国道30号線(岡山-高松間)を走破したいです。
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【結論】
道中、二駆(にく)のマツダCX-5は快適に走ってくれました。つーかそこまでの往復のほうがぜんぜん遠かったけど。合計約1500kmも走破して、まったく疲れなかった! いいクルマでした。SPA!創刊29周年おめでと~!1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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