小林麻央さん訃報の裏で…ネット上のおふざけでは済まされない“マスコミ関係者の噂”
6月23日昼、フリーアナウンサーで闘病中だった小林麻央さん(34)が亡くなったことが明らかになると、テレビは一斉に追悼企画を放送。アナウンサー時代には人気実力ともに申し分なく、歌舞伎役者・市川海老蔵さん(39)と結婚後は“梨園の妻”として、日本を代表する伝統芸能の世界を裏方から支えてきた。昨年にはイギリス国営放送・BBCが選ぶ「影響力のある女性100人」に日本からただ一人選出されるなど、まさに“国民的女性”だった小林さんの死に日本国中が悲しみに暮れていたが、そんな小林さんの死を“ネタ”にする、とんでもない人間がネット上にいると一部では話題になっている。
「弁護士を名乗る人物のツイッターアカウントが23日未明に、『小林麻央さんが亡くなったと聞いた』とつぶやいたのです。まだマスコミが発表する以前のタイミングでしたので、この人物が何者か、注目が集まりました。しかし……」
こう解説するのは、ネット上の騒動に精通する新聞記者だが、この弁護士を名乗る人物について、ため息まじりに続ける。
「この人物は、NHKにも特集が組まれたことのある実在する弁護士なのですが、そのツイッターアカウントは“なりすまし”なんです。実在する弁護士の名をかたり、ネット上で虚偽情報を流布したり、弁護士の事務所にいたずらをしたりやりたい放題。弁護士家族の墓を荒す、イスラム国関係者のアカウントに弁護士の名をかたって絡んでみたり、手のつけようがありません」
一部の新聞系ネットメディアも、件のつぶやきをいち早く記事にし、実在する弁護士に取材してアカウントが“なりすまし”であることが明らかになっているが、ネット上では『ひどい弁護士だ』として、いまでも“フェイクニュース”が拡散し続けている。
一方、前述の記者は「憶測の域を出ない」と前置きしたうえで、弁護士なりすましアカウントの正体について、業界内ではある“噂”が囁かれていると話す。
「じつは小林さんが死去された22日のうちに、小林さんと近しいテレビ局関係者が、小林さんの訃報を知っていたのです。23日に日付が変わる頃には、一部の週刊誌記者も情報を覚知しており、いつ報道されるのか戦々恐々だったのです。となれば、例のなりすましアカウントの正体もじつはマスコミ関係者ではないのかと……」
この「なりすまし被害に遭う」弁護士の話は、NHKが何度も特集を組むほど、メディアでは“ネット上の大きな事件”として注目されている。人の死を利用するようなつぶやきを行ったツイッターアカウントが、じつはマスコミ関係者によって運営されていたとしたら……。たんなるおふざけツイートで済むような問題ではない。
なりすましアカウントはその後、Twitter社によって凍結されている。
【山口準】
新聞などで経験を積んだ現役の業界紙記者。しがらみの多い大手マスコミに絶望、ニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。
<取材・文/山口準>
新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。

小林麻央さん訃報の裏でとんでもない噂が…
新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。
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