マイナンバー制度で詐欺師たちが考えていること
2016年1月、ついにスタートする「マイナンバー制度」は、果たして会社員の味方なのか否か――錯綜する情報の中から、フツーの会社員が知っておくべきポイントを厳選して解説。備えあれば憂いなしだ!
◆制度施行を前にプロ詐欺集団がアップを開始!
マイナンバーに絡んだトラブルとしては、「なりすまし犯罪」を懸念する声が多い。いわく、アメリカでは知らない相手と結婚したことになっていた人がいる、勝手に銀行口座を作られて犯罪に使われた人がいる――云々。
だが、実際にわが国で計画されている犯罪は、もっと原始的なものであるようだ。裏社会にツテの多いライターはこう話す。
「マイナンバーをビッグチャンスと捉えている悪いヤツらは大勢いますよ。ある集団は、いわゆるオレオレ詐欺で成功したんですが、そのときの“顧客”リストがそのまま“マイナンバー詐欺”にも使えるとホクホクでした」
騙されやすく孤立しやすい高齢者の自宅を狙い、弁護士や警察をかたって「あなたのマイナンバーが悪用されているから、今すぐ口座の変更手続きを!」などと脅したあげく、「代わりに自分が必要な手続きをしてあげよう」と丸め込んで、印鑑や通帳をごっそり持ち去る――というからえげつない……。
― 会社員必読![マイナンバー](裏)マニュアル ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ