仕事

世帯年収260万円、都内で暮らす4人家族のギリギリ生活。43歳男性が漏らした“妻への不満”

「公立の小学校でもこんなにお金がかかるとは…」

efa9cc169ef64f24f004fa7199df2b35_s「教材を買い揃えたり、イベントごとがあったり、正直、公立の小学校に行かせるだけでもこんなにお金がかかるとは思いませんでした。僕が小さい頃は、放課後は校庭や誰かの家でいつも遊んでいたので、娘もそれでいいと思っていたんですが、今は校庭も開放していないし、周りの子はだいたい習いごとしているので遊ぶ相手もいなくなってしまうようなんです。娘もやはり行きたいというので、今は格安のスイミングスクールに行かせていますが、下の子もいるし、これからもっとカネがかかると思うと、この先が怖いです」  さらに鈴木さんはもう一つの大きな誤算に頭を悩ませる。 「当然、妻もまた働き始めてくれると思っていたんですが、まったくその気配がない。もともと事務職で仕事が好きってタイプではなかったのですが……。せめてパートで月5万円くらい稼いでくれれば、子供にもいろいろと我慢させなくても済むはずですし、そのうち貧乏を理由に子供がいじめられないか心配です。妻への愛情はもうないけど、子供は育てていかないといけないので」 専業主婦 そう語る鈴木さんの悲壮な説得に子供たちの将来がかかっている。 <鈴木さんの苦悩> 子育てや貯蓄、将来に対する妻との埋められない深いギャップ 【1か月の収支】 月収      20万5000円 家賃      3万5000円 食費      4万円 外食費     1万円 水道光熱費   2万円 通信費     1万5000円 その他雑費   4万円 ローン・借金  1万5000円 こづかい    1万円 収支+5000円 (習い事の月謝など娘に関する出費は「その他雑費」)
空腹を満たす

昼食は月1万円のこづかいから捻出しないといけないため、平日はもっぱら自宅から持ってきたご飯とカップ麺で空腹を満たすという

※初公開日2018年11月16日 情報は取材当時 <取材・文/週刊SPA!取材班>

1
2
おすすめ記事
【関連キーワードから記事を探す】